オメガの中古相場は、2018年頃から限定モデルが値上がりするようになり、2022年頃からレギュラーモデルも上昇するようになったといえます。
また、『非・スポーツ系』でも目立った上昇となる事例があり、例えばデビルの4853.61は、2020年頃まで13万円程度だったのが、2023年12月には約71万円となっているのです(現在では80万円台)。
そういったことことから、近ごろのオメガは「多くが値上がりしている」という印象があります。
また、ロレックス5桁に相当する世代の上昇が目立っており、かつて10万円未満で購入可能だったダイナミックなどは、今や20万円以上といった状態になっているわけです。
しかし、今回お伝えするオメガは、2018年水準と「ほぼ同等」で購入可能といった状態。
それが、デビルの4853.61なのですが、“手巻き”、“スモールセコンド”といったパテックフィリップカラトラバ的なクラシカルな美しさを持つにもかかわらず、2024年現在でも約11万円で購入可能であります。
本記事で参考とした中古腕時計
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本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2018年8月 の安値 |
2024年7月 の安値 |
変動額 | 残価率 |
---|---|---|---|---|---|---|
オメガ
デビル プレステージ (ブレスレット) 4520.31 |
中古 | 5年 11ヶ月 |
¥122,040 | ¥118,800 | -3,240 | 97.35% |
筆者は、個人的にこの世代の「ものすごくシンプル」なデビルが好きなのですが、こういった素晴らしいモデルが、2018年水準と同等といった価格帯で購入可能となっているのは、『穴場』的な存在のように感じます。
ちなみに、同じ世代のデビル、4500.31を去年の8月に取り上げましたが、そちらも現在約14万円で購入可能といった状態。今回取り上げた4853.61は、『手巻き+スモールセコンド』という内容ですが、4500.31は『自動巻の3針』となっています。
現在、自動巻3針である4500.31のほうが若干高値となっていますが、10万円台で購入可能な選択肢としては、『手巻き+スモールセコンド』のほうがレア感があると感じます。