腕時計投資新聞

腕時計の[買う・使う・売る]すべてを楽しむ専門サイト「腕時計投資ドットコム」
現在相場考察

2018年水準と同等といった価格帯で購入可能、デビルプレステージ4520.31

2024年7月3日更新
オメガのプレステージ4520.31について斉藤由貴生が執筆。本記事では2018年8月の安値と2024年7月の安値を比較し現在相場を考察。この5年11ヶ月での変動は¥-3,240だった。

デビル プレステージ (ブレスレット) 4520.31についての考察(2024年7月)

オメガの中古相場は、2018年頃から限定モデルが値上がりするようになり、2022年頃からレギュラーモデルも上昇するようになったといえます。

また、『非・スポーツ系』でも目立った上昇となる事例があり、例えばデビル4853.61は、2020年頃まで13万円程度だったのが、2023年12月には約71万円となっているのです(現在では80万円台)。

そういったことことから、近ごろのオメガは「多くが値上がりしている」という印象があります。

また、ロレックス5桁に相当する世代の上昇が目立っており、かつて10万円未満で購入可能だったダイナミックなどは、今や20万円以上といった状態になっているわけです。

しかし、今回お伝えするオメガは、2018年水準と「ほぼ同等」で購入可能といった状態。

それが、デビル4853.61なのですが、“手巻き”、“スモールセコンド”といったパテックフィリップカラトラバ的なクラシカルな美しさを持つにもかかわらず、2024年現在でも約11万円で購入可能であります。

本記事で参考とした中古腕時計

※広告が含まれる場合があります
オメガ OMEGA 4520.31 デビル プレステージ スモールセコンド 手巻き メンズ 良品 N#131985

本記事の価格比較

腕時計 状態 期間 2018年8月
の安値
2024年7月
の安値
変動額 残価率
オメガ
デビル
プレステージ
(ブレスレット)
4520.31
中古 5年
11ヶ月
¥122,040 ¥118,800 -3,240 97.35%

筆者は、個人的にこの世代の「ものすごくシンプル」なデビルが好きなのですが、こういった素晴らしいモデルが、2018年水準と同等といった価格帯で購入可能となっているのは、『穴場』的な存在のように感じます。

ちなみに、同じ世代のデビル4500.31を去年の8月に取り上げましたが、そちらも現在約14万円で購入可能といった状態。今回取り上げた4853.61は、『手巻き+スモールセコンド』という内容ですが、4500.31は『自動巻の3針』となっています。

現在、自動巻3針である4500.31のほうが若干高値となっていますが、10万円台で購入可能な選択肢としては、『手巻き+スモールセコンド』のほうがレア感があると感じます。

この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。
本コンテンツには、主観的評価、見解、想定における情報が含まれています。運営者及びコンテンツ提供者は、コンテンツ内容の正確性、確実性、完全性における保証を行いません。また、コンテンツ内容にかかわる損害・トラブル等に関する一切の責任を負いません。本サイトに記載されている情報は、特に断り書きがない限り、更新日時点での情報に基づいています。