エルプリ世代に登場した「デイトナの革ベルト専用モデル」。最初に出たのがYGの16518で、次にWGの16519がデイトナ初のWGモデルとして登場しています。
16518と16519の最大の特徴は、革ベルトモデルであるということが強調されていた点。当時のブレスレットモデルとは、タキメーター部分のデザインが全く異なるのです。
というよりも、16518と16519には、いち早く現行と同じ形状のベゼル(タキメーター)が採用されていたのが興味深い点であります。
さて、16518は少なくとも2010年頃から、16520黒文字盤とほぼ同じ価格帯に位置するという傾向があります。
前回この16518を記事で紹介したのは2021年8月。デイトナの多くが過去最高値更新を記録していた2022年春よりも前となってしまったのですが、2021年8月時点では308万円でした。
それに対して、現在の16518相場は368万円といった状態。2021年8月水準に対してちょうど60万円の値上がりといった状態であります。
本記事で参考とした中古腕時計
※広告が含まれる場合があります
本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2021年8月 の安値 |
2024年7月 の安値 |
変動額 | 残価率 |
---|---|---|---|---|---|---|
ロレックス
デイトナ 白文字盤 16518 |
中古 | 2年 11ヶ月 |
¥3,080,000 | ¥3,680,000 | 600,000 | 119.48% |
なお16518は、2022年3月にボトム価格が約411万円に到達していたため、現在相場は、2021年8月より60万円高いものの、2022年3月と比べると約43万円安値といったところであります。
ちなみに、現在16520黒文字盤はどういった状態かというと約338万円。16518のほうが16520よりも30万円高値であります。
前回16518をお伝えした2021年8月時点では「16520黒文字盤のほうが10万円以上高値」だったため、16518が逆転したということになります。
2021年8月時点で16518には何かと「お得感がある」という状態でしたが、それが今にかけて補正されたといえるかと思います。