LMサイズのサントスガルベは、2022年秋頃から中古相場が上昇するようになったといえます。
そして、そういった勢いは今でも継続しており、かつて「長らく20万円台」といった価格帯だったモデルがどんどんと上昇している様子があるといえます。
このW20040D6は、SSの限定版なのですが、文字盤インデックスがアプライド仕様となっているのが通常モデルと異なる点。ただ、中古市場では、なぜだか限定版のほうが出現数が高い傾向があります。
前回、このW20040D6をお伝えしたのは去年の4月でありますが、その際は約41万円となっていました。
W20040D6は、長らく25万円程度といった価格帯に位置していたため、2023年時点の40万円台という価格帯でも「凄い」という感覚があったわけで、当時の記事でも「今や40万円以上」と表現しています。
そんなW20040D6でありますが、現在水準はどうなっているかというと、なんと約62万円といった状態。
40万円以上になったと驚いたときから、1年3ヶ月で60万円以上となっているのであります。
本記事で参考とした中古腕時計
本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2023年4月 の安値 |
2024年7月 の安値 |
変動額 | 残価率 |
---|---|---|---|---|---|---|
カルティエ
サントスガルベ W20040D6 |
中古 | 1年 3ヶ月 |
¥414,500 | ¥623,000 | 208,500 | 150.30% |
こういった値動きを見ると、サントスガルベの勢いの凄さを感じます。
2021年まで「いつでも25万円程度で購入可能」といった状態だったW20040D6が、今では60万円以上といった状態。これは、多くの腕時計の中古相場を抜かしたといえるわけで、他のモデルと比べると「高くなった」という実感がより湧くと思います。
特に、パネライと比べると感慨深い気持ちになるでしょう。
PAM00003の事例ですが、2022年4月時点で約40万円だったのが今年1月時点で約59万円という水準に上昇。PAM00003の2022年の40万円といった水準は『安価』、今年1月水準は『過去最高値更新』といえる状態でした。
それに対して、サントスガルベのW20040D6は、2021年頃まで「いつでも25万円程度」だったのが、今では約62万円といった状態。
長らく、パネライよりも安価といった価格帯が当たり前だったサントスガルベですが、今では「過去最高値」といった状態になっているパネライすら抜かしてしまっているのです。