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現在相場考察

オメガダイナミック5200.50、オメガの最廉価3針モデルなのに程度の良いものが多い

2016年11月15日更新
オメガのダイナミック5200.50について斉藤由貴生が執筆。本記事では2011年11月の安値(ヤフオク)と2016年11月の安値(楽天)を比較し現在相場を考察。この5年0ヶ月での変動は0万3800円の値下がりだった。

ダイナミック 5200.50についての考察(2016年11月)

1997年頃から2001年頃まで作られたオメガダイナミック

当時はオメガ最廉価というポジションに位置する時計でしたが、存在がマニアック過ぎて量販店ではあまり流通のすることはなく、どちらかと言うとコアな時計ファンに好まれた時計だと思います。

その結果、この価格帯のオメガとしては程度の良いものが多く、安価で良いものが手に入るという嬉しい状況です。

さらに良いのは、ロレックスと同じく2011年頃と比較して値上がり傾向のオメガですが、このダイナミックに関しては2011年と相場が変わっていないのです。

(現在参考の腕時計がありません)

本記事の価格比較

腕時計 状態 期間 2011年11月
の安値(ヤフオク)
2016年11月
の安値(楽天)
変動額 残価率
オメガ
ダイナミック
5200.50
中古 5年
0ヶ月
¥68,800 ¥65,000 -3,800 94.48%

全体的に腕時計が高めという認識の今、気軽に“サブ”の腕時計として何か買おうと思うのなら、かなりオススメなのがこのダイナミック

最近安めの腕時計といえば、程度が悪いなど何らかの事情があることが多いのですが、このダイナミックに関してはありとあらゆるマイナス事情が無いように思えます。

シンプルな3針のこの時計、機械においてデリケートそうな部分もありません。

ダイナミックが安いという理由の最も大きな要因は、ダイナミックというシリーズ自体の知名度の問題だと思います。

シーマスター120mと同じ時期に作られたモデルでありながら生産年数が少なく、流通も少ない

よって、この時計の存在自体を知らないという人も多いはず。

しかし、この時計の存在を知った人が多くれば、流通が少ないだけに需要>供給となりやすそうな気がします。

また、時計としての魅力が腕時計のコアなファンに好まれそうだという点と、様々な要因により最廉価モデルながら程度の良い個体が多いという魅力もある時計。

最廉価モデルということもこのモデルのポイントの一つです。

ロレックスのエクスプローラもそうですが、最廉価モデルって意外に好まれやすいのです。

ベンツのSクラスも、高級レストランのメニューも最も安いモノをマニアは好むという傾向があります。

よって、オメガが全体的に安かった2011年と比較して相場が変わっていないダイナミック、お買い得かつ通好みな腕時計として今かなりオススメな1本です。

この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。
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