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現在相場考察

さらに緑文字盤との差が広がった、アクアノート5168G-001

2024年7月18日更新
パテックフィリップのアクアノート5168G-001について斉藤由貴生が執筆。本記事では2024年3月の安値と2024年7月の安値を比較し現在相場を考察。この0年4ヶ月での変動は¥1,122,000だった。

アクアノート 5168G-001についての考察(2024年7月)

2017年アクアノート初のWGモデルとしてデビューした5168G-001

このモデルには、青文字盤が採用されていますが、それまでアクアノートの『青』は、日本限定モデルしか存在しなかったため、デビュー時から高い注目度となったといえます。

ただ、2019年には、緑文字盤5168G-010がデビュー。

『緑』という色は、パテックフィリップでは異例といえるほど採用事例がなく、また、ロレックスでは人気色となっているため、5168G-010がデビューするや否や、青文字盤の5168G-001は影が薄くなったという経緯があります。

しかし、今年3月に「青文字盤が緑文字盤水準を抜かした」という現象が発生。

当時の記事でも取り上げたのですが、徐々に『青対緑』の差が縮まって、3月時点では「青のほうが1万円高」といった状態になっていたわけです。

ただ、長年『緑』のほうが高値だったため、「青文字盤のほうが高値」という現象は一時的なもの、となる可能性も捨てきれなかったといえます。

そんな青文字盤の5168G-001でありますが、3月から7月にかけて100万円以上の上昇という値動きが見られる様子。

この4ヶ月間で約112万円の上昇という値動きとなっているのですが、この値動きによって、さらに緑文字盤との差が広がった状態になっているといえます。

本記事で参考とした中古腕時計

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本記事の価格比較

腕時計 状態 期間 2024年3月
の安値
2024年7月
の安値
変動額 残価率
パテックフィリップ
アクアノート
5168G-001
中古 0年
4ヶ月
¥12,119,000 ¥13,241,000 1,122,000 109.26%

3月時点で『青対緑』の差は約1万円といった程度だったわけですが、現在5168G-001約1324万円であるのに対し、5168G-0101155万円

5168G-001のほうが約169万円高値となっているのです。

こういった現象を見ると、「結局“青”が強かった」というように思えますが、今後『緑』が逆転するのかも興味深いところだと思います。

筆者個人的な感想をいうと、緑色という色は好きなのですが、5168Gの場合、青文字盤の「グラデーション文字盤」が美しいと思うため、5168G-001のほうが高値という現在の状況は“分かる”と思っています。

この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。
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