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160万円台になった、レベルソデュオ270.2.54

270.2.54の現在水準は168万円となっているのですが、これは前回お伝えした2021年12月の約115万円に対して、52万円もの値上がり状態であります。

近頃といえば、2021年12月水準と「同じ」や「それよりも安価」といったモデルが珍しくありませんが、270.2.5450万円規模の上昇。2022年以降において、いかにこの世代のレベルソが評価されるようになったかが分かります。

なお、筆者は2003年頃から270.2.54を追っていますが、当時の中古相場は40万円台後半といったところでした。

そして、2000年代後半には50万円台前半程度となっていたのですが、リーマン・ショック後にも目立った下落とはならず、2010年1月時点で約54万円という状態だったのを筆者は記録しています。

それが、2013年以降は60万円台後半となり、2016年頃にかけて「さらなる上昇」という状態が継続。2016年9月には約97万円に達していました。

ただ、2017年以降は値動きが停滞気味に変化。こういった様子は、ランゲ1ルミノールベースなどでも見られましたが、これらは不思議と5年ぐらい変動しないという状況に2017年頃から陥ったといえます。

そして2021年、レベルソデュオは「値動きしない」という状態を脱却。2021年に110万円台、2022年には120万円台、2023年には推定140万円台となったわけです。

そういった経緯を経て、270.2.54は2024年の今160万円台になったわけですが、これは2010年1月水準よりも100万円以上も高値

2010年1月当時、筆者はアメブロで「パテックのように、ジャガールクルト再評価の日にはこの金額がウソのようになっていることでしょう。」と記述していたのですが、まさにその通りになったといえます。

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●この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。

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