6桁リファレンス時代になるまで長らくロレックスのコンビといえばイエローゴールドのみの配色で、その他の素材はありえませんでした。
それが、ローズゴールドというロレックスとしてはかなり珍しい色を採用。
そしてそれを見慣れたジュビリーブレスのデイトジャストに採用した、というのはまさしく新しい時代のロレックスと印象となりました。
ただこの“新型”デイトジャスト、5桁時代のモデルより大きく高く、なんだか投資対象としてはあまり興味を持てませんでした。
しかし、実際は2010年と比較して25万円の値上がり。
立派に投資対象として成り立つ腕時計だったのです。
本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2010年1月 の安値(ヤフオク) |
2016年11月 の安値(楽天) |
変動額 | 残価率 |
---|---|---|---|---|---|---|
ロレックス
デイトジャスト サンバースト文字盤 116231 |
中古 | 6年 10ヶ月 |
¥448,000 | ¥698,000 | 250,000 | 155.80% |
このデイトジャスト、今でもかなり新しいという印象がありますが、この記事の個体は2005年製。
新しいモデルと思いきや、すでに出てから10年以上も経過しているというのは驚きでした。
デイトジャストというモデルはロレックスの顔というようなモデルで、ロレックスというくくりにとどまらず『高級腕時計といったらこのデザイン』という代名詞的存在。
それほどオーソドックスなデイトジャストですが、最近はスポーツロレックスのほうがよく見かけるため、本来オーソドックスなデイトジャストが今となっては新鮮に見えてしまいます。
デイトジャストの一つの特徴はかなり豊富な種類の文字盤が存在するということですが、この太めのサンバースト文字盤は6桁時代らしい新しさを感じさせてくれるデザインだと思います。
また、デイトジャストの5連ブレスレットは非常に装着感がよく装着していても疲れないという実用性の高さがあります。
信頼性のあるムーブメントとともに何十年も毎日ともに過ごせる1本というのは非常に魅力的。
しかし、現在の約70万円という価格は、かつての16233の新品価格と同じぐらいであり、しかも今の16233は30万円台後半という相場。
よって、同じデイトジャストでもローズゴールドの新型モデルは5桁と比較して30万円ほど高いということになってしまいます。
また、この116231。これだけ実用性の高い腕時計ですから、40万円台で買うことができたとしてもなかなか手放せなくなりそうです。
腕時計を頻繁に買い換える人でも、売らずにキープしておく実用の1本というポジションが存在します。
このデイトジャストの場合、そのポジションに最適なのではないかと考えます。
ただし、実用という場合、高い6桁リファレンスよりも30万円台で買うことができる5桁リファレンスのほうがオススメなのは間違いありません。