メテオライト文字盤のデイトナが登場したのは2003年のこと。
メテオライト、すなわち隕石ダイヤルという存在はデイデイトや他のブランドでも採用事例があったのですが、2003年当時においてメテオライトという存在そのものを知らなかった人も多かったため、「隕石ダイヤルのデイトナ」が出たということはかなりインパクトが大きなことでした。
2003年に登場したのは革ベルト仕様のみ。その際、ブレスレット仕様のモデルが出れば良いのにという声が多くありました。
しかし、それを望む声があっても、2003年においてホワイトゴールドブレスレットのデイトナという物自体が存在していなかったのです。
今でこそデイトナにはホワイトゴールド仕様やプラチナ仕様があるというイメージですが、2000年代前半までブレスレットタイプのデイトナはステンレスかイエローゴールドしかなかったのです。
そして2004年、ついにデイトナにホワイトゴールドブレスレット仕様のモノが登場。
多くの人が待ち望んだメテオライト+ホワイトゴールドブレスレットモデルが出たのです。
本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2012年10月 の安値(ヤフオク) |
2016年11月 の安値(楽天) |
変動額 | 残価率 |
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ロレックス
デイトナ メテオライト文字盤 116509 |
中古 | 4年 1ヶ月 |
¥2,257,500 | ¥2,529,600 | 272,100 | 112.05% |
ホワイトゴールドブレスレットモデルが登場したのは良いことでしたが、その実売価格は当時の他のモデルと比べて高いという印象があり、あまり手が出せる対象ではありませんでした。
しかし、高いからといって、誰もが見向きもしないわけではありません。
ですから、多くの人にとって欲しいけれど手が出ないという高嶺の花のような存在になったのです。
そしてそのイメージにより、ロレックスが全体的に安かった2012年ごろでも高い水準をキープし続けます。
そのため、2012年の相場と現在相場を比較して約27万円という値上がりにとどまっているのです。
イエローゴールドのデイトナもそうですが、GMTマスターやサブマリーナなど金無垢ロレックスは2012年と比較した場合どれも50万円以上の値上がりという印象。
ですから、27万円という値上がりは金無垢ロレックスとしてかなり弱いといえるのです。
5桁リファレンスのシードゥエラーもそうですが、安値になりづらいモデルは、逆に高くなるインパクトも弱いという傾向があります。
ちなみに、ロレックスの場合、同一型番ならば文字盤の交換が可能です。
場合によっては、黒文字盤の116509を買って、メテオライト文字盤に変更するほうが安くつくかもしれません。
またその場合、もとの文字盤とメテオライトの両方を楽しめるという良さもあるのが良いですね。