デイトナビーチの『黄色』を前回取り上げたのが2019年2月と、5年以上も前となってしまったのですが、その際は約409万円といった状態でした。
その時期、この『黄色』は“高い方の価格帯”に位置しており、『緑』ともに400万円以上という水準に達していたのです。
その一方、『青』と『ピンク』は400万円に達していなかったため、2019年当時は『緑』と『黄色』が高い方、『青』と『ピンク』は安い方だったということになります。これは、現在の序列と全く逆といってよいでしょう。
なお、『青』については2021年以降「ダントツに高い状態」をキープしていますが、2019年頃までは「安い方だった」というのが意外だといえます。
また、今回取り上げた個体は「P番」でありますが、これはデビュー年である2000年に製造されたことを示します。
P番のデイトナは、8月頃までが16520、それ以降が116520というようにそれぞれが数ヶ月しか存在しないため、なにかと希少性が高く、特に16520では「P番」ということが評価されています。
デイトナビーチは「2000年という年にデビューした」ということが印象深いといえますが、その年に製造された個体、すなわち「P番のデイトナビーチ」に対してはグッと来る部分があるといえます。
しかしながら、現在「P番」という条件でも『黄色』は、デイトナビーチ全体のボトムに位置するといった状態。
そういったことや、かつて『黄色』は「高い方のデイトナビーチ」だったと点を考慮すると、なかなか興味深い1本だと感じます。
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