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現在相場考察

この1年変化なし、GMTマスター2 116710BLNR

2024年8月11日更新
ロレックスのGMTマスター2116710BLNRについて斉藤由貴生が執筆。本記事では2023年8月の安値と2024年8月の安値を比較し現在相場を考察。この1年0ヶ月での変動は3万5000円の値上がりだった。

GMTマスター2 116710BLNRについての考察(2024年8月)

2019年頃までデイトナの次に人気」というポジションを担っていた116710BLNR

しかし、2020年にサブマリーナーがモデルチェンジを受けた際、緑サブの116610LVが急上昇。それ以来、116710BLNRは、緑サブよりも安価となっている状況が続いています。

そうなって以降、116710BLNRの存在感は弱まり、緑サブとの差が広がっただけにとどまらず、目立った変動をしないように変化。その結果、他のモデルとの差も縮まったといえます。

そんな116710BLNRでありますが、この1年の値動きはどうなっているかというと、「ほぼ変わらない」という様子であります。

2023年8月時点で約216万円となっていたのですが、現在水準は約219万円。この1年で3万円程度の値動きにとどまっているのです。

本記事で参考とした中古腕時計

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本記事の価格比較

腕時計 状態 期間 2023年8月
の安値
2024年8月
の安値
変動額 残価率
ロレックス
GMTマスター2
116710BLNR
中古 1年
0ヶ月
¥2,163,000 ¥2,198,000 35,000 101.62%

116世代のGMTマスター2といえば、近頃黒ベゼルの116710LN「1ヶ月で10万円単位の上昇」を繰り返すなど、目立った上昇がみられます。

その一方で、以前から「大人気」というイメージがある116710BLNRは値動きをしていないわけです。

5年ぐらい前まで『ダントツに人気』という印象だった116710BLNRが、こういった状況となるのは意外だといえますが、『時期によって人気要素が変化する』という事例といえるかもしれません。

この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。
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