116400GV黒文字盤は、2007年にミルガウスが復活した際、目玉モデルとして登場したのですが、それゆえ当時の新品実勢価格は、180万円といった状態。当時のデイトナ116520黒文字盤(白文字盤よりも高値)が143万円だったことを考慮すると、「ダントツに高いモデル」だったわけです。
それゆえ、現在に至るまで「デビュー時の相場超え」となることがないのですが、2022年1月には約157万円に達していました。
その後は、値下がり傾向となり、2023年2月には約106万円にまで下がっていたのですが、そこから回復した結果、現在では約135万円となっているわけです。
現在水準は、2007年デビュー時の180万円に対して、約45万円安といったところ。
116400GV黒文字盤がデビュー時の新品実勢価格を超えるということは、中古腕時計相場にとって「最大のニュース」になると筆者は思っているのですが、それがいつ起こるか、それともずっと起こらないのか、興味深く見守っています。
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