2022年の年始に250万円台にまで上昇した初代オーヴァーシーズのクロノグラフ、49140/423A-8790。
初代オーヴァーシーズのクロノグラフには2つの文字盤がありますが、この「-8790」はバーインデックスの銀文字盤というシンプルな見た目となっています。
もう1つの「-8886」はアラビアインデックスの黒文字盤であるのですが、フォントが特徴的なため、これまで「-8790」、すなわち銀文字盤のほうが人気という傾向がありました。
しかし、2022年の年始においては、黒文字盤のほうがだいぶ高値といった状態。その頃、この銀文字盤は250万円台だったわけですが、黒文字盤は270万円台という水準を記録していたのです。
さて、そんな初代オーヴァーシーズのクロノグラフでありますが、2022年の夏以降になると下落。
この銀文字盤は、2022年7月時点で約209万円となっていたのです。
そしてそれ以降、銀文字盤は長らく200万円前後といった価格帯に位置していたのですが、近頃、久々に“200万円前後”という状態から脱却した様子を見せているのです。
本記事で参考とした中古腕時計
※広告が含まれる場合があります
|
本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2022年7月 の安値 |
2024年8月 の安値 |
変動額 | 残価率 |
---|---|---|---|---|---|---|
ヴァシュロンコンスタンタン
オーバーシーズ クロノグラフ 49140/423A-8790 |
中古 | 2年 1ヶ月 |
¥2,090,880 | ¥2,356,640 | 265,760 | 112.71% |
現在、この49140/423A-8790は約235万円となっているのですが、これは2022年7月水準に対して約26万円高であります。
まだ2022年1月の250万円台には達していないわけですが、2番目、3番目に安価な個体の価格を見ると、なかなかな勢いが感じられるかと思います。
ちなみに、黒文字盤も現在回復傾向となっているのですが、現在水準は約226万円となっており、銀文字盤よりも安価という状況に変わりない様子です。