近頃、オイスタークォーツの評価が高まっていますが、デイデイトの19018は今年「1ヶ月単位で10万円以上の上昇」という動きが見られる様子となっています。
さて、今回もまたオイスタークォーツのデイデイトを取り上げるのですが、このモデルの現在相場は、なんと400万円という状態であります。
オイスタークォーツにとっての400万円という相場は、今の感覚からすると「驚く」となるでしょうが、なぜ、このモデルはそういった水準になっているのか。
その答えは、“ピラミッドベゼル&ブレスレット”だからであります。
本記事で参考とした中古腕時計
本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2021年6月 の安値 |
2024年8月 の安値 |
変動額 | 残価率 |
---|---|---|---|---|---|---|
ロレックス
デイデイト (シャンパン文字盤・バーインデックス) 19028 |
中古 | 3年 2ヶ月 |
¥2,398,000 | ¥4,000,000 | 1,602,000 | 166.81% |
ピラミッドといえば、文字盤に採用されているイメージがありますが、デイデイトや女性用デイトジャストの一部には、ベゼルに採用事例があります。
ピラミッドベゼルだけでもレアなのに、このオイスタークォーツは、ブレスレットまでもがピラミッドとなっているのです。
これは、19028というモデルなのですが、まさに19018の『上級版』といった存在。
現行当時、定価の観点では19018は最も高値だったわけですが、これはオイスタークォーツが当時のデイデイトにおいて最上級モデルだったことを意味します。そういった背景から、ピラミッドブレスレット採用という豪華な19028が投入されていたのだと思います。
ちなみに、19018は2020年春頃まで「100万円未満で購入可能」となっていましたが、2020年6月に100万円以上に到達。2021年6月時点では150万円台となっていました。
その時期、この19028は230万円台となっていたわけですから、やはり「ピラミッド」という希少性が評価されていたのだと思います。
ちなみに、オイスタークォーツのWGモデルである19019は、数が少ないためか2020年春時点でも「同世代の機械式よりも高値」となっていたため、レアなオイスタークォーツは以前から評価されていた経緯があります。
そして、そういった評価が「さらに評価」された結果、19028は400万円台になったのでしょう。