紺文字盤のW31047M7は、2001年頃にデビューしたパシャCでありますが、当時新色として加わったモデル。
デビュー時は“特に人気がある”といった様子はなかったといえますが、2010年代になると他のパシャCに対して、抜きん出て高い相場になった経緯があります。
パシャCは、2008年のリーマンショック後に中古相場が10万円台前半といった水準に下落。そして、2010年代になってもそういった相場からあまり変わることなく、2020年頃まで15万円程度といった状態が続いていました。
それが2021年、相場が大きく変化し、20万円台となったわけです。
ただ、パシャCが全体的に上昇した後、以前から20万円台となっていたこの紺文字盤が『他のパシャCよりも高値ではなくなる』という現象が発生。W31047M7は、黒文字盤や白文字盤などとほぼ同じ相場となっていました。
そんな紺文字盤のW31047M7でありますが、現在水準はなんと30万円台といった様子。
クロノグラフのパシャCでは30万円台という水準はすでに見られるものの、3針パシャCの中古相場においての『30万円台』は初めてだといえます。
本記事で参考とした中古腕時計
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本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2020年11月 の安値 |
2024年8月 の安値 |
変動額 | 残価率 |
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カルティエ
パシャC W31047M7 |
中古 | 3年 9ヶ月 |
¥200,000 | ¥305,800 | 105,800 | 152.90% |
今回、紺文字盤は30万円台になったわけですが、それと同時に、久々に『他のパシャCよりも高値』という状態に戻ったといえます。
先に述べたように、2021年頃から紺文字盤は他のパシャCと同じような水準が続いていたため、『パシャCの中で抜きん出て高い』という状態は約3年ぶりであります。