去年の11月に約48万円という状態だったタグホイヤーカレラのCS3110。
これは、1996年に「1964年モデルの復刻版」として出たモデルですが、2018年頃まで10万円台で購入可能でした。
それが今では、かつてでは考えられない評価となっているわけですが、特に高値となっているのが黒文字盤(CS3111)だといえます。
黒文字盤は、2021年時点で60万円近い価格帯に達していた一方、この銀文字盤(CS3110)は、去年の11月時点で約48万円といった状態。かつての相場と比べると値上がりしていたわけですが、黒文字盤水準と比べると安価だったわけです。
そんなCS3110でありますが、現在水準はどうかというと、なんと約60万円という状態。
ついに、この銀文字盤も60万円台という水準に達したのです。
本記事で参考とした中古腕時計
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本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2023年11月 の安値 |
2024年8月 の安値 |
変動額 | 残価率 |
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タグホイヤー
カレラ CS3110 |
中古 | 0年 9ヶ月 |
¥489,500 | ¥605,000 | 115,500 | 123.60% |
この時計、筆者は2000年に新品で購入。その際は税別25万円で正規品を手に入れました。
購入から17年後の2017年まで、CS3110は16万円程度だったため、完全な下落状態。しかし、今ではCS3110の中古は約60万円であります。
2000年⇒2017年の17年間では相場が“ほぼ変化なし”だったわけですが、2017年⇒2024年の7年間では40万円以上も値上がりしたのです。
こういった事例を見ると、良い時計は“いつか評価される”けれども、その評価は突然であると感じます。