デイトナ、GMTマスター、サブマリーナではコンビ以上になるとダイヤ文字盤が選択できますが、通常文字盤との価格差が高く流通量も少ないという存在。
特に、サファイアやルビーが入ったGMTマスターやサブマリーナなどは、その独特の見た目ゆえ、非常に人気のあるモデルです。
コンビモデルにおいて、通常文字盤とダイヤ文字盤の価格差はいずれも20万円前後といった感じです。
そして、ダイヤ文字盤仕様はロレックスが全体的に安かった時期において、そこまで安くならなかったため、過去と比較して値上がり額が低いという意味では近年“お買い得”な印象のモデルです。
本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2012年7月 の安値(ヤフオク) |
2016年11月 の安値(楽天) |
変動額 | 残価率 |
---|---|---|---|---|---|---|
ロレックス
デイトナ 黒文字盤 16523G |
中古 | 4年 4ヶ月 |
¥850,000 | ¥1,150,000 | 300,000 | 135.29% |
2012年と比べて値上がりした額は30万円と、投資対象としてはかなり優秀なこの16523G。
すでに30万円ほど値上がりしてしまっているため、今買うのにはなんだかお買い得でない気もしますが、それでもデイトナを欲しい場合に比較的お買い得だと判断できるのがこのモデル。
というのも2012年頃の85万円という相場は、ステンレスの16520と同じ価格だからです。
16520は現在130万円近い相場なので、値上がりした額は45万円前後といったところ。
それに対して現在110万円台で買うことができる16523Gは16520より15万円ほどお得ということになります。
ステンレスモデルの場合、「エルプリ搭載のデイトナ」として、その後の116520よりも高値な傾向がありますが、なぜかコンビになるとエルプリ搭載モデルのほうが安いという現象があるのは以前もお伝えしたとおりです。
現在の16523Gの115万円という額はステンレス116520と同水準。
通常、
- コンビ
- エルプリ
- ダイヤ文字盤
という要素があったほうが10万円ぐらい高いのという現象があるのですが、デイトナの場合そうではありません。
デイトナの場合、コンビよりステンレスのほうが高いという現象はここ20年ぐらい続いているという事情があるものの、ダイヤ文字盤+エルプリ仕様であるのにもかかわらず116520と同価格というのは安いといって良いでしょう。
ちなみに、116520は2012年頃70万円台だったので、16523Gより安かったのです。
ということで、今デイトナを買うならば、エルプリとダイヤ文字盤という高値要素を含んでいるにもかかわらず相対的に安く買える16523Gは検討する価値があると思います。