カラトラバの5000は、特にYGの5000Jが人気ある印象がありますが、カラトラバとしては珍しく黒文字盤が採用されているという特徴があります。
そんな5000系ですが、YGの他にもWGとRGが展開。WGは、最も初期に出たモデルである一方、RGは5000の中では最も新しいといえる存在です。
この5000R-001は数が特に少なく、中古市場への出現は年1回あるかどうかといった程度。
しかし、なぜだか2021年においては、“結構出た”という現象が起こったため、2021年2月と6月、2度にわたって記事で取り上げたほどでした。
そしてその後は、再び5000R-001の登場頻度は「年1回」といった程度に戻り、今に至ります。
では現在、そんな5000R-001はどういった水準になっているかというと、その答えは約288万円。
前回お伝えした2021年6月水準は176万円だったわけですから、この3年3ヶ月間で約112万円の上昇となっているのです。
本記事で参考とした中古腕時計
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本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2021年6月 の安値 |
2024年9月 の安値 |
変動額 | 残価率 |
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パテックフィリップ
カラトラバ 5000R-001 |
中古 | 3年 3ヶ月 |
¥1,760,000 | ¥2,888,000 | 1,128,000 | 164.09% |
5000R-001は、黒文字盤が主体の5000系で唯一ピンク文字盤が採用されていますが、この時期「ローズゴールドにピンク文字盤」という組み合わせはよく見られたといえます。
当時の感覚としては「最新の配色」といった印象がありましたが、そういった新鮮さは、それから20年以上が経過した今でも変わりないといえます。
5000R-001は、2021年⇒現在で結構な上昇となったわけですが、実は5000R-001だけが高くなったわけではありません。
現在、YGの5000J-001は278万円といった水準に達しているため、YGとRGの差は10万円程度にとどまります。
5000R-001は、希少性がかなり高いモデルですから、5000Jとの差が10万円程度といった今の状態は、検討する価値ある状態だと思います。