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現在相場考察

再び「2年ぐらい値動きしない」という状況、ヨットマスター168622

2024年9月4日更新
ロレックスのヨットマスター168622について斉藤由貴生が執筆。本記事では2022年6月の安値と2024年9月の安値を比較し現在相場を考察。この2年3ヶ月での変動は¥-13,001だった。

ヨットマスター 168622についての考察(2024年9月)

2022年6月に90万円台に達していた初代ロレジウムの168622

これは、約35mmといったケースサイズのボイーズサイズモデルですが、スポーツ系でこういったサイズが展開されているのはヨットマスターのみであります。

また、この世代にはレディースサイズも展開されており、メンズ・ボイーズ・レディースとフルラインナップがなされていたのです。

168622は、ボイーズサイズということもあり、本来の定価や当時の新品実勢価格を考慮すると、中古相場はそこまで高くありません。また、2021年からは「2年ぐらい値動きしない」という状態も見られました。

ですから、2021年12月ではさすがに安価といった様子があったため、それを指摘したのですが、その半年後に見事に上昇。90万円台という相場になったのです。

さて、それから2年以上が経過したわけですが、現在の168622の様子はどうなっているか。

その答えは、約89万円168622は、再び「2年ぐらい値動きしない」という状況が起こっているのです。

本記事で参考とした中古腕時計

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本記事の価格比較

腕時計 状態 期間 2022年6月
の安値
2024年9月
の安値
変動額 残価率
ロレックス
ヨットマスター
168622
中古 2年
3ヶ月
¥913,000 ¥899,999 -13,001 98.58%

2022年6月時点において、168622のメンズサイズ版である16622約120万円となっていました。そして、現在の16622120万円台後半といえる状況。

つまり、16622は2022年⇒2024年で変化している一方、168622変化なしとなっているのです。

また168622は、プラチナベゼル+プラチナ文字盤という内容でありますが、当時のロレジウムはコンビよりも高値といった位置づけになっていました。

しかしながら、168622の現在水準は、5桁のスポーツ系で「下から2番目ぐらい」といった状況。

最も安価なスポーツモデルがエクスプローラー。その次がエクスプローラー216570といえるのですが、この16862216570とほぼ同水準。

かつての新品実勢価格を考慮すると、168622にはお得感があるといえます。

この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。
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