近頃、デイトジャストの値動きが目立っているといえますが、今回は5桁世代のSSモデル、16200を取り上げたいと思います。
16200は、スムースベゼル+3連ブレスレットという組み合わせであるため、16234といったフルーテッドベゼルと比べると、スポーツモデルに近い見た目となっているといえます。
現行当時の印象は、『デイトジャストの渋さの中にスポーツ系のスッキリさが加わった良いバランス』といったところだと思います。
ただ、数年前までデイトジャストに対する中古相場はあまり高くなく、相場もあまり大きく変わらないという傾向がありました。
この16200の青文字盤バーインデックスモデルは、2017年6月時点で約39万円といった状態で、その後もしばらくそういった価格帯で購入可能となっていたといえます。
そんな16200の青文字盤でありますが、現在水準はどうなっているかというと、なんと約71万円。
やはり、他のデイトジャスト同様、この16200も高くなっているのです。
本記事で参考とした中古腕時計
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本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2017年6月 の安値 |
2024年9月 の安値 |
変動額 | 残価率 |
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ロレックス
デイトジャスト 青文字盤(バー) 16200 |
中古 | 7年 3ヶ月 |
¥393,120 | ¥714,820 | 321,700 | 181.83% |
16200青文字盤は、2001年1月における新品実勢価格はなんと約28万円(税別)でした。
それが、現在では70万円台といった状態になっているわけですから、新品で買ったとしても価値が倍となっているわけです。
ちなみに、同じ青文字盤でも「ローマン」のほうは、現在約84万円といった状態。バーインデックスに対して10万円以上も高値となっています。
興味深いのは、2001年時点の新品実勢価格では、ローマンのほうが安値だったのに、今ではローマンのほうが10万円高といった変化をした点であります。
ローマンインデックスの文字盤の雰囲気は、よりデイトジャストらしさが強いといえますが、現在そちらのほうが高値というのは、「デイトジャストに対する人気度が前よりも高い」からなのだと思います。