この3718Aは、リファレンスの「A」が示す通り、ステンレスのカラトラバであります。
ステンレスのパテックフィリップは、それ自体が珍しいわけですが、特にこの世代の手巻きモデルのSSは日本限定モデルぐらいしかないのでは、といったぐらいの珍しさであります。
それでいて、この3718Aのグレー文字盤は、カラトラバとしては「モダン」な印象で、今でも新鮮さを感じる色味だといえます。
そういった見た目であるにも関わらず、3718Aはに3000型番世代の手巻きモデルというクラシック要素が存在。この意外性と希少性がたまらない1本だといえます。
そんな3718Aグレー文字盤でありますが、前回お伝えした2017年9月時点では約96万円といった水準。他の3000型番世代の手巻きモデルと対して変わりない水準だったのです。
それが今や、3718Aグレー文字盤は約285万円といった水準にまで上昇。この7年での上昇額は実に約188万円となるわけですが、こういった値動きをした結果、3718Aは他の同世代モデルよりも「かなり高い価格帯」へと変貌したのです。
現在、3000型番の手巻きカラトラバは、3796R-001が約176万円~といった状況ですが、この3718Aはそれに対して約100万円高値であります。
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