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現在相場考察

80万円台となっている、オイスターパーペチュアル14203M

2024年9月8日更新
ロレックスのオイスターパーペチュアル14203Mについて斉藤由貴生が執筆。本記事では2022年8月の安値と2024年9月の安値を比較し現在相場を考察。この2年1ヶ月での変動は10万2072円の値上がりだった。

オイスターパーペチュアル 14203Mについての考察(2024年9月)

筆者が個人的に好きな、5桁世代のオイスターパーペチュアル14203M。このグレー文字盤は、現行だった時代からエクスプローラー114270などと「兄弟的なモデル」と扱われることが多かったのですが、そういったキャラクターの近さからか、何年も前から中古相場が近いという傾向があります。

時期によっては、14203Mのほうが高いこともある一方、前回14203Mをお伝えした2022年時点では「エクスプローラー水準に追いついた」といったところ。つまり、2022年時点では5桁世代のエクスプローラーよりも安価となっていたのです。

そんな14203Mでありますが、現在水準はどうなっているかというと、そのボトム価格は80万円といった状態。

エクスプローラーは、少し前に114270「あと一歩で80万円台」といった状況になっていましたが、依然として80万円台になったことがありません。

それに対して、オイスターパーペチュアル14203M80万円台となっているわけですから、久々に「オイスターパーペチュアルのほうが高い」といった様子が見られることになります。

本記事で参考とした中古腕時計

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ロレックス オイスター パーペチュアル メンズ時計 14203M(Y) K18YG/SS メンズ時計 グレー 仕上げ済 2002

本記事の価格比較

腕時計 状態 期間 2022年8月
の安値
2024年9月
の安値
変動額 残価率
ロレックス
オイスターパーペチュアル
14203M
中古 2年
1ヶ月
¥697,928 ¥800,000 102,072 114.63%

記事では、2017年から「14203M14203)と11427014270)の関係」を追っていますが、これまでのところ、「エクスプローラーのほうが高値」といった時期のほうが長いといえます。

ちなみに、前回「オイスターパーペチュアルのほうが高値」となっていたのは2021年ですが、その後エクスプローラーは、再度オイスターパーペチュアルより高い水準になった経緯があります。

そういった意味では、今後、これまでの事例のようにエクスプローラーが再びオイスターパーペチュアルを抜かすのかどうかが気になるところだといえるでしょう。

この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。
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