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現在相場考察

第1世代との相場差が縮まっている、オーヴァーシーズ49150/B01A-9095

2024年9月18日更新
ヴァシュロンコンスタンタンのオーヴァーシーズ49150/B01A-9095について斉藤由貴生が執筆。本記事では2022年9月の安値と2024年9月の安値を比較し現在相場を考察。この2年0ヶ月での変動は¥-388,000だった。

オーヴァーシーズ クロノグラフ 49150/B01A-9095についての考察(2024年9月)

オーヴァーシーズクロノグラフは、第2世代まで『ビッグデイト』を有していましたが、第3世代(現行)からはビッグデイトが廃止。かつてクロノグラフオーヴァーシーズといえば「ビッグデイト」という印象がありましたが、今となってはそういった印象は薄れてきているといえます。

オーヴァーシーズは2021年頃から値動きが活発化した経緯がありますが、その際、この2世代目クロノグラフ49150/B01A-9095も上昇。2020年9月⇒2021年5月という期間で50万円の上昇となっていました。

そして、2022年9月なると294万円に達し、300万円近い水準となったのです。

49150/B01A-9095は、2017年11月といった時期において116520と同水準といった様子が見られましたが、2022年9月時点でも“116520水準に近い様子”となっていました。

そんな49150/B01A-9095でありますが、現在相場はどうなっているかというと、約255万円といった状態。

これは、2022年9月水準に対して約38万円の値下がりなのですが、この下落によって49150/B01A-9095の立ち位置は変化したといえる部分があります。

本記事で参考とした中古腕時計

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ヴァシュロン・コンスタンタン オーヴァーシーズ クロノグラフ 49150/B01A-9095 自動巻き

本記事の価格比較

腕時計 状態 期間 2022年9月
の安値
2024年9月
の安値
変動額 残価率
ヴァシュロンコンスタンタン
オーヴァーシーズ
クロノグラフ
49150/B01A-9095
中古 2年
0ヶ月
¥2,940,000 ¥2,552,000 -388,000 86.80%

変化したところの1つが、116520水準と離れたという点です。

現在、116520のボトム価格は280万円となっていますが、この49150/B01A-9095約255万円。両者の間には約25万円の差があるのです。

そして2つ目が、第1世代の銀文字盤に追いつかれつつあるという点です。

現在、49140/423A-8790(第1世代)は約235万円となっているため、この49150/B01A-9095(第2世代)との差が20万円といった状態。

これまで、白系文字盤における差は、第1世代と第2世代とで40万円(2016年6月)~80万円程度(2022年9月)といったところだったことを考えると、20万円という現在の差は「縮まった」といえるかと思います。

相場差が20万円となっている今、オーヴァーシーズクロノグラフを検討する場合、第1世代にするか第2世代にするか「迷える」状態となっているわけです。

この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。
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