オーヴァーシーズのクロノグラフは、第2世代まで『ビッグデイト』を有していましたが、第3世代(現行)からはビッグデイトが廃止。かつてクロノグラフのオーヴァーシーズといえば「ビッグデイト」という印象がありましたが、今となってはそういった印象は薄れてきているといえます。
オーヴァーシーズは2021年頃から値動きが活発化した経緯がありますが、その際、この2世代目クロノグラフ49150/B01A-9095も上昇。2020年9月⇒2021年5月という期間で50万円の上昇となっていました。
そして、2022年9月なると294万円に達し、300万円近い水準となったのです。
49150/B01A-9095は、2017年11月といった時期において116520と同水準といった様子が見られましたが、2022年9月時点でも“116520水準に近い様子”となっていました。
そんな49150/B01A-9095でありますが、現在相場はどうなっているかというと、約255万円といった状態。
これは、2022年9月水準に対して約38万円の値下がりなのですが、この下落によって49150/B01A-9095の立ち位置は変化したといえる部分があります。
本記事で参考とした中古腕時計
本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2022年9月 の安値 |
2024年9月 の安値 |
変動額 | 残価率 |
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ヴァシュロンコンスタンタン
オーヴァーシーズ クロノグラフ 49150/B01A-9095 |
中古 | 2年 0ヶ月 |
¥2,940,000 | ¥2,552,000 | -388,000 | 86.80% |
変化したところの1つが、116520水準と離れたという点です。
現在、116520のボトム価格は280万円となっていますが、この49150/B01A-9095は約255万円。両者の間には約25万円の差があるのです。
そして2つ目が、第1世代の銀文字盤に追いつかれつつあるという点です。
現在、49140/423A-8790(第1世代)は約235万円となっているため、この49150/B01A-9095(第2世代)との差が20万円といった状態。
これまで、白系文字盤における差は、第1世代と第2世代とで40万円(2016年6月)~80万円程度(2022年9月)といったところだったことを考えると、20万円という現在の差は「縮まった」といえるかと思います。
相場差が20万円となっている今、オーヴァーシーズのクロノグラフを検討する場合、第1世代にするか第2世代にするか「迷える」状態となっているわけです。