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現在相場考察

1404万円の値下がり、ノーチラス5711/1A-014

2024年9月27日更新
パテックフィリップのノーチラス5711/1A-014について斉藤由貴生が執筆。本記事では2023年5月の安値と2024年9月の安値を比較し現在相場を考察。この1年4ヶ月での変動は¥-14,040,000だった。

ノーチラス 5711/1A-014についての考察(2024年9月)

2021年に『5711/1Aの最後を締めくくるモデル』といった存在で登場した、緑文字盤の5711/1A-014

デビューするや否や「大注目のレアモデル」となったわけですが、2022年4月時点における相場は8800万円といった水準でありました。

しかしその後、5711/1A-014は値下がり。前回お伝えした2023年5月時点では4884万円となっていたため、2022年4月水準の半値程度という状態に値下がりしていたのです。

そして5711/1A-014の値下がりは今にかけても継続。

現在、5711/1A-0143480万円となっているのですが、これは2023年5月水準に対して1404万円の値下がりであります。

本記事で参考とした中古腕時計

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パテック・フィリップ ノーチラス 5711/1A-014 オリーブグリーン文字盤 未使用品

本記事の価格比較

腕時計 状態 期間 2023年5月
の安値
2024年9月
の安値
変動額 残価率
パテックフィリップ
ノーチラス
5711/1A-014
中古 1年
4ヶ月
¥48,840,000 ¥34,800,000 -14,040,000 71.25%

2021年頃、ノーチラス5711/1Aの激レアモデルがいくつか登場しましたが、その多くは現在までにかけて下落傾向になっているといえます。

この5711/1A-014は、2022年時点で8800万円程度だったのが3480万円。ピーク時に対して5300万円以上の値下がりとなっているわけですから、かなり派手な下落だといえます。

また、ティファニーブルーの5711/1A-018は、2022年1月におけるオークション落札額が約7億3500万円でしたが、現在では約2億円といったところ。

5711/1A-018は2022年⇒2024年で5.3億円ほどの値下がりとなっているわけですが、残価率にすると26.94%となります。

それに対してこの緑文字盤は、2022年⇒2024年で39.55%という残価率。いずれも凄い値下がりでありますが、緑文字盤のほうがティファニーよりも残価が残っているといえます。

この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。
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