2024年9月から現行モデルを中心とした「下落トレンド」が見られますが、その一方で旧世代では下落している様子がありません。
それどころか、GMTマスターの16700については上昇傾向が見られるほどであります。
16700の青赤ベゼルは、今年4月時点で約158万円となっていたのですが、現在におけるABランク以上のボトム価格は約166万円と値上がり傾向となっているのです。
本記事で参考とした中古腕時計
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本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2024年4月 の安値 |
2024年10月 の安値 |
変動額 | 残価率 |
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ロレックス
GMTマスター 青赤ベゼル 16700 |
中古 | 0年 6ヶ月 |
¥1,583,000 | ¥1,666,500 | 83,500 | 105.27% |
16700(青赤)は、半年間で8万円程度の上昇であるため、あまり派手な動きとはいえません。では、なぜ記事化したかというと、この動きが重要だからであります。
理由は2つあって、1つは現行モデルが下落している最中に上昇したという点。現行とは異なる値動きをしているというのは特筆すべき点だといえます。
そしてもう1つが、16700(青赤)の現在水準が過去最高値更新という点です。
16700は、2022年2月⇒2022年9月でも値上がりとなっており、2022年春がピーク水準ではなかったのです。
そして、これまでのピーク水準である2022年9月が約164万円でした。
ただ、2023年1月に16700は値下がりし、青赤ベゼルは約140万円に下落しています。
そこから、16700は反発し、今に至るわけですが、上昇した結果2022年9月を上回ったため、過去最高値更新となっているのです。
ちなみに、16700といえばGMTマスターの最終モデル。1999年をもってシリーズ廃止となったため、16700の最終品番はA番であります。
現在、16700(青赤)のA番は、約173万円といった状態。以前と変わらず、ボトム価格との差はあまりないため、最終モデルのA番が狙いやすいというのも16700の良さの1つだといえます。