2018年に目立った上昇となったスピードマスタームーンフェイズの3575.30。
現在、オメガといえば様々なモデルで「活発な値動き」が見られる状況がありますが、2018年時点では、オメガに対して「値動きする」という印象はありませんでした。
そのような状況下で、「値動きするオメガ」として出てきたのが、この3575.30などの限定モデルであります。
3575.30は、ヨーロッパ限定の銀文字盤ムーンフェイズでありますが、2018年においてマルイ限定の3520.21とともに「目立った上昇」となっていたのです。
この銀文字盤ムーンフェイズも、マルイ限定も、2010年代前半まで「通常モデルと比べて特に高値」となっていたとはいえなかったのが、2018年になると「通常モデルに対して大きな差」となったわけです。
ただ、現在では通常モデルの値動きも活発化しているため、限定モデルの値動きは2018年ほど目立っているとはいえない部分もあります。
さらに、一部限定モデルでは現在、値下がりといった傾向が見られるほど。現在、ロレックス現行モデルを中心とした下落トレンドがありますが、オメガ限定モデルはそれらと同様の動きとなっているのです。
本記事で参考とした中古腕時計
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本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2022年10月 の安値 |
2024年10月 の安値 |
変動額 | 残価率 |
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オメガ
スピードマスター ムーンフェイズ 3575.30 |
中古 | 2年 0ヶ月 |
¥798,000 | ¥661,000 | -137,000 | 82.83% |
2年前において、この3575.30は約79万円となっていたのですが、現在のボトム価格(ABランク以上)は約66万円。2年前に対して約13万円の下落となっているのです。
こういった値動きをした結果、このヨーロッパ限定の銀文字盤ムーンフェイズは、ムーンウォッチの3570.50との差が以前よりも狭まったといえます。
2018年に3575.30が目立って高くなった際、約55万円に達していたのですが、その際3570.50は約30万円。両者の相場差は約25万円だったのです。
また、3575.30が約79万円となっていた2年前頃、3570.50は約45万円。その時点での差は34万円ほどでした。
それが今や、3575.30が値下がりした結果、ムーンウォッチ3570.50との差が約15万円。2018年よりも差がない状態となっているのです。