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現在相場考察

オメガ限定モデルでも下落の様子、スピードマスタームーンフェイズ3575.30

2024年10月7日更新
オメガのスピードマスター3575.30について斉藤由貴生が執筆。本記事では2022年10月の安値と2024年10月の安値を比較し現在相場を考察。この2年0ヶ月での変動は¥-137,000だった。

スピードマスター ムーンフェイズ 3575.30についての考察(2024年10月)

2018年に目立った上昇となったスピードマスタームーンフェイズの3575.30

現在、オメガといえば様々なモデルで「活発な値動き」が見られる状況がありますが、2018年時点では、オメガに対して「値動きする」という印象はありませんでした。

そのような状況下で、「値動きするオメガ」として出てきたのが、この3575.30などの限定モデルであります。

3575.30は、ヨーロッパ限定の銀文字盤ムーンフェイズでありますが、2018年においてマルイ限定の3520.21とともに「目立った上昇」となっていたのです。

この銀文字盤ムーンフェイズも、マルイ限定も、2010年代前半まで「通常モデルと比べて特に高値」となっていたとはいえなかったのが、2018年になると「通常モデルに対して大きな差」となったわけです。

ただ、現在では通常モデルの値動きも活発化しているため、限定モデルの値動きは2018年ほど目立っているとはいえない部分もあります。

さらに、一部限定モデルでは現在、値下がりといった傾向が見られるほど。現在、ロレックス現行モデルを中心とした下落トレンドがありますが、オメガ限定モデルはそれらと同様の動きとなっているのです。

本記事で参考とした中古腕時計

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本記事の価格比較

腕時計 状態 期間 2022年10月
の安値
2024年10月
の安値
変動額 残価率
オメガ
スピードマスター
ムーンフェイズ
3575.30
中古 2年
0ヶ月
¥798,000 ¥661,000 -137,000 82.83%

2年前において、この3575.30約79万円となっていたのですが、現在のボトム価格(ABランク以上)は約66万円。2年前に対して約13万円の下落となっているのです。

こういった値動きをした結果、このヨーロッパ限定の銀文字盤ムーンフェイズは、ムーンウォッチの3570.50との差が以前よりも狭まったといえます。

2018年に3575.30が目立って高くなった際、約55万円に達していたのですが、その際3570.50約30万円。両者の相場差は約25万円だったのです。

また、3575.30約79万円となっていた2年前頃、3570.50約45万円。その時点での差は34万円ほどでした。

それが今や、3575.30が値下がりした結果、ムーンウォッチ3570.50との差が約15万円。2018年よりも差がない状態となっているのです。

この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。
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