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現在相場考察

30万円台後半といった状態、モナコCS2110

2024年10月9日更新
タグホイヤーのモナコCS2110について斉藤由貴生が執筆。本記事では2023年4月の安値と2024年10月の安値を比較し現在相場を考察。この1年6ヶ月での変動は¥50,000だった。

モナコ CS2110についての考察(2024年10月)

復刻モデルとして2番目に登場したモナコ1996年に発売されたカレラが後に限定解除されたのとは異なり、1998年に登場したCS2110はそのまま5000本限定として生産終了となりました。

1990年代後半といえば、「ロレックスブーム」と呼ばれた現象があったわけですが、当時、この世代のカレラモナコは、時計ファンから一定の認知があったといえます。

当時中学生だった筆者は、カレラ派だったのですが、その頃の“大人”はモナコが多かったと記憶しています。

また、2000年前後といった時期の中古相場もカレラCS3110よりもモナコCS2110のほうが高く、モナコのほうが人気という印象でした。

しかし今、中古相場では、この時代のカレラモナコとの間に大きな差が存在。

現在、カレラの多くは、60万円以上といった価格帯に達している一方で、このモナコCS211030万円台後半といった状態なのです。

本記事で参考とした中古腕時計

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本記事の価格比較

腕時計 状態 期間 2023年4月
の安値
2024年10月
の安値
変動額 残価率
タグホイヤー
モナコ
CS2110
中古 1年
6ヶ月
¥338,000 ¥388,000 50,000 114.79%

前回、このCS2110をお伝えしたのは2023年4月ですが、その時点では約33万円。それに対して現在水準は約38万円ですから、値上がりしている状態であります。

しかしながら、その変動は1年半で5万円といった規模。カレラに全く追いつけていないといえます。

なお、筆者は2000年にCS3110を購入しましたが、当時明らかにこのCS2110のほうが高値だったことを記憶しています。

そんなCS3110は現在約60万円ですから、約38万円というこのCS2110はだいぶ安価に感じます。

当時の記憶がある筆者としては、現在このCS2110がとても狙い目な存在に思えて仕方がありません。

この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。
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