日中の暑さも一時期と比べるとだいぶ和らぎ、お出かけ日和になってきましたが、定期的に台風やゲリラ豪雨なども発生しておりますので、遠出を計画されている方は十分に注意してくださいね。
さて今回ですが、2014年に【パテックフィリップ】創業175周年記念として発表された、希少かつ人気のモデルが希少な”シングルシールド”状態で入荷しておりますので、そちらをご紹介したいと思います。ぜひ最後までご覧ください!
「Ref.5575G-001」
『ワールドタイム ムーンフェイズ』18KWG
2014年に【パテックフィリップ】創業175周年記念として、世界1,300本限定で発表された『ワールドタイム ムーンフェイズ』「Ref.5575G-001」。
当店創業当初から『ワールドタイム クロワゾネ』と共に私自身が恋焦がれ、お取り扱いに注力していたこちらのモデルですが、発売当初から注目度が高く、発表から10年が経過した今もなお人気の一本です。また、こちらのモデルの後は、”ムーンフェイズ”を搭載した『ワールドタイム』が登場しておりませんので、特別な一本と言っても過言ではないかと思います。
ただでさえ複雑であるワールドタイム機構に、高精度なムーンフェイズ機構が追加されたこちらは、星空が描かれた中央のインダイヤルに、美しい月が大きく描かれ、これまでのムーンフェイズを搭載しているモデルに見られる”月“とは全く異なる、まるで本物の月を見ているかのようなデザインとなっています。これは、極めて薄いガラスの上に金属のコーティングを重ねることにより、美しい月の陰影を表しているとのこと。簡単に革新的なことをやってしまう【パテックフィリップ】の技術力は、素晴らしいの一言に尽きます。
時計を見た時に目を惹く“南十字星”をモチーフとした時針も、インダイヤルのデザインにマッチしていて素敵ですね。また、通常の『ワールドタイム』のモデルの場合、外周の都市名に「PARIS(パリ)」の表記があるのですが、このモデルに限り「GENEVA(ジュネーブ)」に変更されております。このような仕様変更は、限定モデルならでは。唯一無二で良いですね。
2000年以降に登場した現代版『ワールドタイム』「Ref.5110」、「Ref.5130」、「Ref.5230」のいずれにも見られない、ケースからラグへかけて流れるようなデザインは、とてもインパクトがあり格好いいですね。39.8mmというケース径も、腕に載せた時にちょうど良いサイズ感であると思います。
この創業175周年記念モデルは、裏蓋の仕様も特別。クローズド仕様となっている裏蓋には「PATEK PHILIPPE GENEVE」「175 Anniversaire」「1839 – 2014」と三行に渡って刻印されています。ただ残念な事に、ワールドタイム機構にムーンフェイズ機構が追加された「Cal.240 HU LU」を鑑賞することはできません。『ノーチラス TIFFANY』「Ref.5711/1A-018」のように、サファイアクリスタルバックのケースにしてほしかったのが本音です。(笑)
創業175周年記念に発売された特別モデルなだけあって、”ATTESTATION(限定証明書)”も付いております。更には、創業150周年記念で発表された「Ref.3960」『カラトラバ・オフィサー』や、ミレニウム(2000年)に発表された「Ref.5100」『10 デイズ』などでも付属していた、記念のメダルもございます。
付属品は全て揃っており、限定証明書、記念メダル、保証書、175周年記念モデル用の特別な内箱・外箱、ムーンフェイズ調整用のセッティングピン、シリアル入りのタグが付ています。限定モデルは付属品もしっかり揃っていることが高い評価を得るための大事なポイントでありますが、今回の個体はそれに加えて”シングルシールド”の素晴らしい状態をキープしていますので、資産性としては抜群です。
気になる販売価格は、18,700,000円(税込)
まとめ
いかがでしたでしょうか。
前回のコラムでご紹介した「Ref.3970G-001」も僅か1週間足らずで販売に至っており、「Ref.3970」を探されている、注目されている方が多いのをあらためて痛感いたしました。18KWG(ホワイトゴールド)ケース×黒文字盤は生産期間が短く希少であり、且つこのような状態で見つけることは先ず困難であると思います。今後を考えるととても楽しみな個体であると思います。ご検討いただいている方は、早めのご購入をオススメいたします。
探されている方からすると、非常に魅力的な価格となっているのではないでしょうか。希少個体ということもあって、次の入荷はなかなかに困難なことが予想されますので、ご検討中のお客様はこのタイミングでのご購入をオススメいたします!これからも魅力的なモデルを適正価格にてご用意していきますので、お楽しみに!!
では、また!