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現在相場考察

3年ぶりに2021年相場を下回る、カラトラバ5196J-001

2024年10月21日更新
パテックフィリップのカラトラバ5196J-001について斉藤由貴生が執筆。本記事では2022年8月の安値と2024年10月の安値を比較し現在相場を考察。この2年2ヶ月での変動は¥-720,000だった。

カラトラバ 5196J-001についての考察(2024年10月)

2021年秋から目立った上昇傾向となり、2022年に340万円台に達していたカラトラバ5196J-001

これは、YGの手巻き96系といった「最もオーソドックスなパテックフィリップといえる存在ですが、このようなモデルが目立った上昇となるのは、驚きでした。

また、5196J-001は2022年8月といった時期にも「過去最高値」といった状態になっていたわけで、当時下落傾向となっているモデルが多いなか、逆に値上がりするという動きを見せていたのです。

その後も5196J-001は、目立った下落とはならず、長らく300万円台キープといった様子を見せていたといえます。

しかしながら、今、そんな5196J-001は下落傾向となっている様子。

現在、5196J-001約269万円となっているのですが、これは2021年10月水準よりも安価となっているのです。

本記事で参考とした中古腕時計

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パテックフィリップ カラトラバ 5196J-001 中古 メンズ 腕時計

本記事の価格比較

腕時計 状態 期間 2022年8月
の安値
2024年10月
の安値
変動額 残価率
パテックフィリップ
カラトラバ
5196J-001
中古 2年
2ヶ月
¥3,418,000 ¥2,698,000 -720,000 78.94%

5196J-001の2020年6月水準は約161万円でしたが、長らく5196J-001はそのような水準が続いていたといえます。

それが2021年の秋頃になると様子が激変。10月には277万円といった水準にまで上昇したという経緯があります。

そんな5196J-001は、その後も2021年10月水準より高値という状態を長らくキープしていたのですが、2024年10月の今、3年ぶりに「2021年相場を下回ってしまう」という状態に変化。

現在の様子は、5196J-001としては、記録に値する値動きだといえます。

この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。
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