ロイヤルオークは2018年から中古相場が目立って値動きするようになりましたが、最も先に値動きするロイヤルオークといった存在が15400STの銀文字盤であります。
また、2022年4月頃から15400ST.OO.1220ST.02は、「ロレックス最新世代よりも早く値動きする」という状態にまでなったわけで、一時「中古相場の中心的存在」となっていたのです。
そんな15400ST.OO.1220ST.02でありますが、このところは「ほぼ値動きしない」という状態が継続。少なくとも、1年にわたって大きく値動きしないといった様子があるのです。
本記事で参考とした中古腕時計
本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2023年10月 の安値 |
2024年10月 の安値 |
変動額 | 残価率 |
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オーデマピゲ
ロイヤルオーク 15400ST.OO.1220ST.02 |
中古 | 1年 0ヶ月 |
¥4,919,860 | ¥4,777,500 | -142,360 | 97.11% |
15400ST.OO.1220ST.02は、先の通り2022年4月から「中古相場でいち早く値動きする」という存在になったわけですが、2023年10月になるとそういった存在感に陰りがみえます。
当時の記事でもお伝えしたように、2023年10月の様子は「ロレックス126世代に先を越されている印象」。つまり、2023年10月時点で最も先に値動きするというポジションを126世代に譲ったといえます。
そして、興味深いのは2023年9月から現在に至るまで、15400ST.OO.1220ST.02のボトム価格が490万円台程度と470万円台程度を行ったり来たりしている点です。
この1年、大きく上昇することも、逆に下落することもなく、470万円台、もしくは490万円台といった水準のどちらかに位置するといった状態で、その多くは490万円程度といった時期が目立ちます。
そういった意味で15400ST.OO.1220ST.02は、1年程度にわたって相場が大きく変わりないといえるわけですが、「最も先に値動きするロイヤルオーク」や「最も先に値動きするモデル(ロイヤルオーク他含め)」というかつてのポジションはどこへ行ってしまったのだろうといった感覚になります。