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現在相場考察

1年程度にわたって相場が大きく変わりない、ロイヤルオーク15400ST.OO.1220ST.02

2024年10月23日更新
オーデマピゲのロイヤルオーク15400ST.OO.1220ST.02について斉藤由貴生が執筆。本記事では2023年10月の安値と2024年10月の安値を比較し現在相場を考察。この1年0ヶ月での変動は14万2360円の値下がりだった。

ロイヤルオーク 15400ST.OO.1220ST.02についての考察(2024年10月)

ロイヤルオークは2018年から中古相場が目立って値動きするようになりましたが、最も先に値動きするロイヤルオークといった存在が15400STの銀文字盤であります。

また、2022年4月頃から15400ST.OO.1220ST.02は、「ロレックス最新世代よりも早く値動きする」という状態にまでなったわけで、一時「中古相場の中心的存在」となっていたのです。

そんな15400ST.OO.1220ST.02でありますが、このところは「ほぼ値動きしない」という状態が継続。少なくとも、1年にわたって大きく値動きしないといった様子があるのです。

本記事で参考とした中古腕時計

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ロイヤルオーク オートマティック Ref.15400ST.OO.1220ST.02 中古品 メンズ 腕時計

本記事の価格比較

腕時計 状態 期間 2023年10月
の安値
2024年10月
の安値
変動額 残価率
オーデマピゲ
ロイヤルオーク
15400ST.OO.1220ST.02
中古 1年
0ヶ月
¥4,919,860 ¥4,777,500 -142,360 97.11%

15400ST.OO.1220ST.02は、先の通り2022年4月から「中古相場でいち早く値動きする」という存在になったわけですが、2023年10月になるとそういった存在感に陰りがみえます。

当時の記事でもお伝えしたように、2023年10月の様子は「ロレックス126世代に先を越されている印象」。つまり、2023年10月時点で最も先に値動きするというポジションを126世代に譲ったといえます。

そして、興味深いのは2023年9月から現在に至るまで、15400ST.OO.1220ST.02のボトム価格が490万円台程度470万円台程度行ったり来たりしている点です。

この1年、大きく上昇することも、逆に下落することもなく、470万円台、もしくは490万円台といった水準のどちらかに位置するといった状態で、その多くは490万円程度といった時期が目立ちます。

そういった意味で15400ST.OO.1220ST.02は、1年程度にわたって相場が大きく変わりないといえるわけですが、「最も先に値動きするロイヤルオーク」や「最も先に値動きするモデル(ロイヤルオーク他含め)」というかつてのポジションはどこへ行ってしまったのだろうといった感覚になります。

この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。
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