2000年代前半頃の人気モデル5000Jですが、最近見かけることが少なく、売り出されてもすぐに売れてしまうという印象です。
パテックフィリップは非常に強いブランドかつ人気のブランドですが、その最もオーソドックスなカラトラバにおいて、トロピカルなど特殊なモデルを除くと最も人気があるのがこの5000Jという印象があります。
そして当然この時計、2010年と比べて45万円以上も値上がりしています。
本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2010年12月 の安値(ヤフオク) |
2016年12月 の安値(楽天) |
変動額 | 残価率 |
---|---|---|---|---|---|---|
パテックフィリップ
カラトラバ 5000J |
中古 | 6年 0ヶ月 |
¥820,050 | ¥1,278,000 | 457,950 | 155.84% |
このカラトラバ5000J、単に値上がりしているというだけでなく、130万円ぐらいの売値だとすぐに売れるという点が印象的。
つまり、この価格でも欲しいという人が多々いるため、もう少し値段が上る可能性を秘めていると思うのです。
と3種類ありますが、インデックスがアップライドでない5000Gは前期型、アップライドとなった5000Jや5000Rは後期型となります。
最も多く流通し、5000といえば「このモデル」というのがこの記事の5000J。
5000シリーズの中というくくりでは比較的多く流通する5000Jですが、それでも最近ほぼ流通していない状況です。
ちなみに、このモデル2000年代前半で生産終了となっているのですが、正規店では2003年頃まで在庫がありました。
当時も今も人気の5000Jは、正規店の店頭には置いていないものの、訊くと奥から出してくれるという存在。
まさしくこれは、人気モデルに象徴される販売方法。最近では、GMTマスター2の黒青ベゼルなどもデパートの店頭には置いていないけれど、訊くと奥から出してくれるという情報を耳にします。
つまり、5000Jは今のノーチラスなどと並ぶ、人気かつ希少のモデルだったということです。
そして、その人気は、今に至るまで衰えることはありません。
よって、2010年頃この時計を80万円台で購入するチャンスがあったならば、迷うことなく買うというのが正解でした。
そして今においても130万円前後という価格で、早い段階で売れてしまう傾向があるため、今後も期待できるのがこの5000Jなのです。