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現在相場考察

90万円台に達している、エアキング114210銀文字盤

2024年12月1日更新
ロレックスのエアキング114210について斉藤由貴生が執筆。本記事では2024年4月の安値と2024年12月の安値を比較し現在相場を考察。この8ヶ月での変動は16万960円の値上がりだった。

エアキング 114210 銀文字盤についての考察(2024年12月)

116900126900といった現行世代のエアキングは、この1年ぐらい「上昇」という動きになっている印象がありません。

エアキングは、2016年を境目に「スポーツ系」となったわけですが、これまで「非・スポーツ系」時代のエアキングよりもスポーツ系のほうが圧倒的に高値という傾向がありました。

しかし今、スポーツ系世代のエアキングが値動きしない一方で、非・スポーツ系のエアキングが値上がりしている様子があるのです。

この114210は、2007年デビューの6桁世代における「エンジンターンドベゼル」モデルですが、このところ評価が高くなっている様子があり、今年4月時点で銀文字盤は約74万円に達していました。

114210は、2023年7月において約65万円だったわけですが、それが9ヶ月という期間で60万円台⇒70万円台という変化を遂げたのです。

そして、それから今にかけても114210の勢いは継続。

むしろ、今にかけて勢いが強まっているといえる状況だといえます。

本記事で参考とした中古腕時計

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本記事の価格比較

腕時計 状態 期間 2024年4月
の安値
2024年12月
の安値
変動額 残価率
ロレックス
エアキング
114210
銀文字盤
中古 0年
8ヶ月
¥744,800 ¥905,760 160,960 121.61%

114210の銀文字盤は、現在約90万円といった状態になっているわけですが、これは4月水準に対して約16万円の値上がりであります。

今回は、8ヶ月間で70万円台⇒90万円台という変化となったわけですが、その結果114210116900に対しての差を縮めている状態であります。

現在、116900のボトム価格は約104万円であるため、この114210銀文字盤との差は14万円といった状態にまで迫っているのです。

なお、114210銀文字盤が約65万円だった2023年7月時点の116900相場は約99万円でした。

ですから、2023年における114210116900との差は34万円。それが現在では14万円となっているわけですから、「非・スポーツ系」のエアキングの評価がかなり高くなったということが分かります。

ちなみに、114210全体のボトム価格は88万円(青文字盤)でありますが、それをもってしても116900との差が縮まっていることに変わりないといえます。

この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。
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