このところ「勢い」がすごいといえるサントスガルベですが、今年主に目立った上昇をしたのはLMサイズだったといえます。
LMサイズのサントスガルベは、1980年代から存在するメンズサイズなのですが、2005年により大きなXLサイズが登場。
2021年春頃までの相場は、LMが25万円前後、XLが40万円程度といった状態でした。
それが今年、LMサイズが大きく上昇。SSモデルのW20055D6は現在約76万円に達しているのです。(ABランク以上の参考値)
では、XLサイズはどうかというと、今年10月時点で約79万円といった状態。過去相場を考慮すると「伸びた」ともいえる反面、LMサイズに追いつかれつつあったともいえました。
そんなXLのサントスガルベ、W20098D6でありますが、現在水準はどうなっているかとなんと約88万円といった状態。(ABランク以上のボトム価格)
W20098D6は、この2ヶ月という短期間で10万円以上の上昇となっているのです。
本記事で参考とした中古腕時計
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本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2024年10月 の安値 |
2024年12月 の安値 |
変動額 | 残価率 |
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カルティエ
サントスガルベ W20098D6 |
中古 | 0年 2ヶ月 |
¥760,680 | ¥883,740 | 123,060 | 116.18% |
W20098D6がこういった「短期間で10万円以上」といった派手な変動をするのは久々のように感じますが、こういった動きをしたのはLMサイズの上昇に反応したのだと思います。
とはいうものの、LMのサントスガルベは今年6月時点で70万円以上となっていたため、少なくとも4ヶ月間、XLとLMが同じような価格帯となっていた側面があります。
そういったことを考慮すると、なぜ「今」においてXLのステンレスモデルであるW20098D6が急上昇したのかが興味深く、なおかつ、こういった変動をしたことが「すごい!」と筆者は感じます。