初代年次カレンダーである5035系は、2010年代中盤から長らく「あまり相場が動かない」という傾向がありましたが、2022年から上昇するようになった経緯があります。
WGモデルである5035Gは、2021年頃まで長らく230万円台といった水準が続いていましたが、現在では350万円以上となっている状態です。
さて、5035といえば、トップモデルとしてプラチナが存在するのですが、そうなるとプラチナモデルの現在相場がどうなっているか気になるところでります。
では、その答えはどうかというと、なんと約428万円。
なんと、WGとそこまで差がない価格でプラチナが購入可能となっているのであります。(WGの黒文字盤とは、ほぼ同価格といった状態)
本記事で参考とした中古腕時計
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本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2017年6月 の安値 |
2024年12月 の安値 |
変動額 | 残価率 |
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パテックフィリップ
年次カレンダー 5035P-001 |
中古 | 7年 6ヶ月 |
¥3,380,000 | ¥4,288,000 | 908,000 | 126.86% |
この5035P-001は、2017年6月水準が338万円だったため、2017年⇒現在で約90万円の上昇となっています。
先のように、5035系は長らく相場が変わらなかった経緯があるため、2021年頃まで2017年水準とあまり変わらないといえた状態だったといえます。
しかしながら、2022年から5035系は上昇。その結果、今では2017年水準との比較では100万円以上の上昇となっている事例が珍しくないのですが、このプラチナモデルについてはK18ほどの伸びとはなっていないようです。
それゆえ、黒文字盤同士ではWGとの差が無いといった状態。
また、他のプラチナパテックの中古相場を見ても、この5035P-001はお得感があるといえます。
現在、プラチナパテック(非・コンビ)で最も安価なのは、クロノメトロゴンドーロ。5098P-001が330万円といった状態です。
そしてなんと、その次に高いのが、この5035P-001であります。
ちなみに、カラトラバ5196P-001は約475万円となっており、この5035P-001よりも高値。
以上のことを考慮すると、この5035P-001はかなりお得感がある状態だといえます。