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現在相場考察

エクストラシンよりも150万円程度安価、ロイヤルオーク5402ST

2024年12月21日更新
オーデマピゲのロイヤルオークについて斉藤由貴生が執筆。本記事では2024年11月の安値と2024年12月の安値を比較し現在相場を考察。この1ヶ月での変動は124万6270円の値下がりだった。

ロイヤルオーク 5402STについての考察(2024年12月)

11月に900万円割れとなっていた初代ロイヤルオーク5402STですが、それから1ヶ月という短期間で更に安くなっている様子があります。

現在、5402STのボトム価格は約744万円となっているのですが、これは11月水準に対して約124万円の値下がりであるのです。

本記事で参考とした中古腕時計

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本記事の価格比較

腕時計 状態 期間 2024年11月
の安値
2024年12月
の安値
変動額 残価率
オーデマピゲ
ロイヤルオーク
5402ST
中古 0年
1ヶ月
¥8,691,200 ¥7,444,930 -1,246,270 85.66%

なお、この5402STの現代バージョンともいえる15202STエクストラシンは、現在900万円以上といった状態。

以前の記事でも指摘した通り「初代は偉大」なはずなのですが、なんと現在「15202よりも初代のほうが(だいぶ)安価」となっている状態であります。

この初代ロイヤルオークロレックス4桁世代のように、オリジナルパーツを保持した個体のほうが評価される傾向があるため、同じ型番といえ各個体の条件によって価格は異なるという場合があります。

そのため、11月時点よりも安価な個体があるからといって、「それは相場なのか?」というご指摘もあるかもしれません。

しかしながら、5402STという初代モデルの価格として、ボトム価格が15202STを下回るというのは異常事態。

5402STは条件によって価格が異なるといっても、その全体的なボリュームラインは15202STを上回る、というのがこれまでの常識だったわけです。

ちなみに、この記事で取り上げた個体は「ルミノバ」と記載があるため、一部パーツが交換されている模様。

とはいえ、そのメンテナンスを行ったのはメーカーと記載があるため、ある意味15202STのように普段遣いできる個体ともいえます。

そういった内容の初代が15202STエクストラシンよりも150万円程度安価となっている今、ロイヤルオークの初代という選択肢はとても良いと思うのです。

この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。
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