今では、「非・限定モデル」でも目立った値動きをするようになったオメガでありますが、2年3年ぐらい前までは「限定モデルだけが値動きする」といった印象があったといえます。
そういった最中、目立った変動をしていたのがムーンウォッチのスヌーピー限定モデルなのですが、この3578.51は2021年6月時点で240万円台に達していました。
ちなみにこの3578.51、アベノミクス前(2012年2月)における相場は約34万円だったのですが、2019年1月時点では108万円といったように、100万円超えになっていた経緯があります。
それが2021年になると200万円超えとなったわけですから、当時としては「ロレックス人気モデル」もびっくりな値動きだったといえます。
しかしながら、そんなスヌーピーの3578.51は、2022年以降値動きが鈍化。
2022年4月時点では約195万円と、200万円を割る状態となっていたのです。
そして、その後2022年11月には約229万円にまで回復したのですが、その後も2021年6月水準を上回るということはありませんでした。
こういった「人気モデル」的な値動きをするモデルの多くは、2022年春頃をピークとして、その下落といった傾向が見られるのですが、この3578.51についてはピーク水準が2021年6月となっているのです。
さて、そんな3578.51でありますが、現在水準はどうなっているかというと、その答えは約179万円。
2022年11月に200万円を大きく上回る状態に回復したにも関わらず、再び200万円割れとなってしまっているのです。
本記事で参考とした中古腕時計
本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2022年11月 の安値 |
2024年12月 の安値 |
変動額 | 残価率 |
---|---|---|---|---|---|---|
オメガ
スピードマスター プロフェッショナル 3578.51 |
中古 | 2年 1ヶ月 |
¥2,298,000 | ¥1,798,000 | -500,000 | 78.24% |
なお、現在3578.51のボトム価格は約179万円ですが、2番目に安価な個体は約192万円、2番目は198万円となっています。
ボトム価格だけが特に安価となっているのですが、2番目3番目を基準値としても2022年11月水準よりも十万円単位で値下がりしているため、下落傾向に変わりありません。
ただ、最も安価な個体と2番目個体が離れているため、現在のスヌーピーの状況については「200万円割れ」というところに注目するのが良いかと思います。