ロイヤルオークやノーチラスにクオーツモデルがあることは知られていますが、金無垢モデルのクオーツはかなり数が少ないため知らない人もいるかもしれません。
特にアクアノートやオーバーシーズ(男性用)の場合、ステンレスモデルにはクオーツ仕様がありますが、金無垢の場合オートマチック仕様しか無かったりします。
さらに、ロイヤルオークやノーチラスでも金無垢クオーツは90年代前半頃までのモデルにしか存在しないという情報もあるため、金無垢クオーツの存在はレアなのです。
しかし、そのレアさ故に、相場が安定しないという難しい要件も存在。
このロイヤルオークの金無垢モデルは、同じ時期でも60万円台から100万円近くまで金額にばらつきがあり、相場をつかむのが非常に困難な時計です。
とはいえ、この個体のように89万9800円で買うことができる、というのは現在相対的に見てお得な感じもするのです。
本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2014年8月 の安値(ヤフオク) |
2016年12月 の安値(楽天) |
変動額 | 残価率 |
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オーデマピゲ
ロイヤルオーク K18YG クオーツ |
中古 | 2年 4ヶ月 |
¥658,000 | ¥899,800 | 241,800 | 136.75% |
この金無垢クオーツのロイヤルオークがお得に感じる理由の一つは、他の時計と比べて相対的に見た場合の価格。
今年の6月、ロレックスデイデイトのクオーツモデルが80万円台という価格で売られていたのですが、その価格帯ではすぐに売れてしまい、現在は100万円以上出さないと買うことができない模様です。
オイスタクオーツは、ジェラルドジェンタ氏がデザインしたような独特の見た目が近年再評価されつつあり、レアなロレックスのクオーツモデルというだけでなく、見た目のかっこよさにも定評のある存在。
そして、それと似たような方向性かつまさしくジェラルドジェンタ氏の代表作であるロイヤルオークの金無垢クオーツが同じく80万円台というのは相対的に見て安いと言えるでしょう。
ロイヤルオークはオーデマピゲという三雲ブランドの腕時計ですから、同じ内容の場合ロレックスより高いケースが目立ちます。
しかし、現状金無垢のロイヤルオークはデイデイトよりも安く購入可能なのです。
さらにこの金無垢ロイヤルオークが良いのは2針仕様という点。
クオーツの場合、チッチッチという針の動きが好きではないという人も多いのですが2針の場合はそれが気になりません。
でもって、クオーツですから1週間に1回しか出番がないという場合でも、朝急いでいるときでも、腕に装着した瞬間、正確な時を刻んでいるという便利さも存在。
三雲ブランドの金無垢モデルというと何百万円も出さなきゃ買えそうにないイメージですが、実は100万円以下で買うことができるのです。
ただし、前途のようにこの時計、相場が安定しないため、どっちに転ぶか分からないため、投資という意味では上級者向けの存在です。