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現在相場考察

5連が16713よりも安価、GMTマスター16753茶金ベゼル

2024年12月27日更新
ロレックスのGMTマスター16753について斉藤由貴生が執筆。本記事では2016年11月の安値と2024年12月の安値を比較し現在相場を考察。この8年1ヶ月での変動は143万6000円の値上がりだった。

GMTマスター 16753 茶金ベゼルについての考察(2024年12月)

茶金ベゼルは、現行世代で復活していないGMTマスターシリーズのカラーリングでありますが、4桁時代から5桁世代にまで続いていた、伝統的な配色だといえます。

ステンレスの青赤に対する豪華版ともいえる茶金ベゼルは、特に5桁世代での人気度が高く16713茶金は結構な高値となっている状態が見られます。

さて、今回はそんな茶金ベゼルのGMTマスターでも、4桁世代に相当する16753を取り上げたいと思います。

前回、この16753茶金ベゼルを取り上げたのは2016年。もう8年も前なのですが、その際は約81万円といった水準でした。

では、それに対して現在水準はどうなっているかというと225万円。

この8年1ヶ月間で、16753茶金ベゼルは、約143万円も高くなっているのです。

本記事で参考とした中古腕時計

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本記事の価格比較

腕時計 状態 期間 2016年11月
の安値
2024年12月
の安値
変動額 残価率
ロレックス
GMTマスター
16753
茶金ベゼル
中古 8年
1ヶ月
¥814,000 ¥2,250,000 1,436,000 276.41%

筆者個人的な感覚でありますが、近頃、この16753茶金ベゼルが魅力的と思って日々チェックしています。

以前、16713の茶金(3連)を持っていたのですが、その際5連ブレスレットが欲しいという感覚になったことがあります。

筆者が5連ベゼルのGMTマスター2を欲しくなったのは2000年代中盤でありますが、その頃「5連ブレスレット」は最も不人気。ただ、3連の茶金を持ったときに「5連の魅力」に気づいてしまったのです。

その感覚は、まるでアクアノートを手にしたあとに「ノーチラスの良さに気づく」といったことに近かったわけですが、今となっては見事に16713の5連が評価されている状態。

さて、そうなるとすでに評価されている5連の16713を狙うよりは、一捻りしたいという思考になるわけです。

そこで、気になるのが、16713の前モデルである、16753の茶金モデル。

2024年の印象としては、以前よりもクラシカル感が増し、より魅力的に見える一方で、相場が16713と大きく変わらないという特徴があります。

もちろん、個体数も16713よりも少ないと思われるのですが、そうでありながら、“茶金の5連”という比較では、なんと16713よりも、この16753のほうが安値なのです。

ですから、何かと16753の茶金が、2024年という“今”において魅力的に思えるわけで、今回筆者は個人的に、16753の魅力をお伝えしたかった次第であります。

この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。
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