ブレゲのトランスアトランティックとアエロナバルといえば、雲上ブランドのスポーツラインに匹敵するモデルとして、人気のある存在。
この時計、定価は150万円近くするのですが、同じ時期、同じような定価だった時計といえばパテックフィリップのアクアノート5065。
確かに5065が現行モデルだった頃、両者の新品実売価格においてアクアノートはトランスアトランティックよりも高かったですが、現在の相場ほどかけ離れてはいませんでした。
というよりも、このトランスアトランティック、現在の相場はなんと40万円台前半。
これ、スポロレ最安値に近い価格です。
本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2016年4月 の安値(ヤフオク) |
2016年12月 の安値(楽天) |
変動額 | 残価率 |
---|---|---|---|---|---|---|
ブレゲ
トランスアトランティック TypeXX(20) |
中古 | 0年 8ヶ月 |
¥528,000 | ¥438,000 | -90,000 | 82.95% |
トランスアトランティックのライバル的な存在といえばブランパンエアコマンドですが、最近エアコマンドは55万円前後で比較的すぐ売れてしまう状況。
程度の良い個体が信用できる有名なショップで売られている場合は若干高くても、油断しているとすぐに売れてしまうので要注意。
エアコマンドの場合、底値を脱し若干値上がり傾向ですが、このトランスアトランティックは最近値下がり傾向。
確かに、エアコマンドと比較すると人気要素は低いトランスアトランティックですが、それでもこの価格はかなり低い評価だと思います。
というのもこの時計、本来スポーツロレックスの高級版である、ヨットマスターロレジウム程度に評価されている存在。
ただ、最近はスポーツロレックスの価格序列も前と比べて随分変わったのでなんとも言えませんが、それでもスポロレ中最も安いエクスプローラと同程度という現状は安いと判断しても良いでしょう。
トランスアトランティックとアエロナバルはファンが多い時計ですから、値下がり状況の今、欲しいと思っていた方は狙い目だと思います。
ただしこのトランスアトランティック、typeXXやtypeXXIと新旧の違いがあり相場も異なるため要注意。
現在40万円台前半で購入可能なのはtypeXXのほうです。
ちなみにトランスアトランティックといえばこのtypeXXの印象が強いですが、typeXXとtypeXXIの違いはケースサイズです。
39mmというこのtypeXXのサイズはデザインのバランス的にも使いやすさ的にも良いサイズだと思います。
それに加えて、40万円台前半というスポロレ最安価格で買える今の状況は、軽い気持ちで買うのにも良い状況。
ただし、使い勝手の良さと信頼性の高さはスポロレには敵わないので、サブ時計という感覚で買うのが良いと思います。