5桁世代のスポーツモデルで最も豪華なのが「YGのダイヤ文字盤」であります。
サブマリーナー場合、ダイヤ文字盤はサファイアとの組み合わせとなっており、文字盤色はシャンパンとグレーの2色が展開されています。
コンビ以上の配色といえば、通称「青サブ」と呼ばれる青文字盤と黒文字盤が存在するわけですが、ダイヤとなると専用カラーとなります。
さて、ヨットマスターや、サブマリーナーのコンビモデル、16613SGは、2022年春水準よりも現在のほうが高値といった傾向があり、近年この世代のダイヤ文字盤が評価されている印象です。
また、サブマリーナーのYGモデルである16618SGについては、2022年12月時点で「通常文字盤との差が124万円」といった状態となっていたため、2年前の時点で「SG(サファイア&ダイヤ)の評価は高くなっていた」わけです。
しかし今、そんな16618SGは値下がりしてしまっている状態。
現在水準は438万円となっているのですが、これは2年前水準に対して、約84万円もの値下がりであるのです。
本記事で参考とした中古腕時計
本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2022年12月 の安値 |
2024年12月 の安値 |
変動額 | 残価率 |
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ロレックス
サブマリーナー 16618SG シャンパン文字盤 |
中古 | 2年 0ヶ月 |
¥5,229,000 | ¥4,380,000 | -849,000 | 83.76% |
また、興味深いのは現在における「通常文字盤との差」であります。
2022年12月時点で、16618(通常文字盤)は398万円だった一方、この16618SGは約522万円。先程も紹介したように、通常文字盤とダイヤ文字盤との差は124万円ほどあったわけです。
それに対して、現在の16618水準はどうかというと、なんと約446万円(ABランク以上のボトム価格)といった状態。
なんと、ダイヤ文字盤よりも通常文字盤のほうが高値となってしまっているのです。
ちなみに、16618全体のボトム価格(Bランク個体)は約441万円なのでですが、それを例としても「2年前に124万円ほどあった通常文字盤との差ない」といえる状態であります。
ちなみに、16618SGのボトム価格は438万円ですが、2番目に高値個体は約452万円(グレー文字盤)。いずれにしても、通常文字盤と同じような価格で購入可能となっているのです。
こういったことを踏まえると、現在この16618SGが「お得感満載」といった印象になるわけで、筆者としては検討する価値ある状態だと思います。
ただ、2016年においても「通常文字盤とダイヤ文字盤との差が5万円程度」となっていた時期があったため、16618SGは時期によって16618との差が縮まるということがあるのかもしれません。
いずれにしても、サファイア&ダイヤ文字盤自体の本体価格を考えたら、「通常文字盤との差がほぼ無い」といった時期は狙い目だといえるでしょう。