今回取り上げるのはシードゥエラーの1665でありますが、この1665には通常個体と「赤シード」が存在。
特に「赤シード」は20年以上も前から「高値のロレックス」として評価されており、2020年代になっても活発に値動きする様子があります。
しかし、その一方で同じ1665でも、赤シードでない通常モデルについては、様子が全く異なります。
前回、この1665(赤シードでない)を取り上げたのは、2022年8月ですが、その際のボトム価格(ロレックス修理明細書あり)は約217万円。また、その前に1665を取り上げたのは2018年12月でありますが、その際は218万円でした。
つまり、1665は2022年時点でも「2018年水準とほぼ変わらず」といった状態だったのです。
その一方で、赤シードは2021年10月⇒2023年6月で“約97万円の上昇”といった値動きをしていました。
そんな1665の通常個体でありますが、現在水準はどうなっているかというと、ボトム価格(ロレックス明細書あり)は約234万円といった様子。
2022年8月水準に対して約16万円の上昇となっているのでです。
本記事で参考とした中古腕時計
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本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2022年8月 の安値 |
2025年1月 の安値 |
変動額 | 残価率 |
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ロレックス
シードゥエラー 1665 (日本ロレックスOH明細書あり) |
中古 | 2年 5ヶ月 |
¥2,176,800 | ¥2,345,850 | 169,050 | 107.77% |
今回の上昇は約16万円といった規模であるため、200万円超えといった価格帯のモデルとしてはそこまで大きい変動だとはいえません。
しかし、1665(赤シードでない)は、これまで「2018年水準と変わらず」といった状態が続いていたわけですから、それに変化が生じたという点は「1歩を踏み出したといえる動き」といえるかと思います。