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現在相場考察

1歩を踏み出したといえる動き、シードゥエラー1665

2025年1月10日更新
ロレックスのシードゥエラー1665について斉藤由貴生が執筆。本記事では2022年8月の安値と2025年1月の安値を比較し現在相場を考察。この2年5ヶ月での変動は16万9050円の値上がりだった。

シードゥエラー 1665 (日本ロレックスOH明細書あり)についての考察(2025年1月)

今回取り上げるのはシードゥエラー1665でありますが、この1665には通常個体と「赤シード」が存在。

特に「赤シード」は20年以上も前から「高値のロレックス」として評価されており、2020年代になっても活発に値動きする様子があります。

しかし、その一方で同じ1665でも、赤シードでない通常モデルについては、様子が全く異なります。

前回、この1665(赤シードでない)を取り上げたのは、2022年8月ですが、その際のボトム価格(ロレックス修理明細書あり)は約217万円。また、その前に1665を取り上げたのは2018年12月でありますが、その際は218万円でした。

つまり、1665は2022年時点でも「2018年水準とほぼ変わらず」といった状態だったのです。

その一方で、赤シードは2021年10月⇒2023年6月で“約97万円の上昇”といった値動きをしていました。

そんな1665の通常個体でありますが、現在水準はどうなっているかというと、ボトム価格(ロレックス明細書あり)は約234万円といった様子。

2022年8月水準に対して約16万円の上昇となっているのでです。

本記事で参考とした中古腕時計

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本記事の価格比較

腕時計 状態 期間 2022年8月
の安値
2025年1月
の安値
変動額 残価率
ロレックス
シードゥエラー
1665
(日本ロレックスOH明細書あり)
中古 2年
5ヶ月
¥2,176,800 ¥2,345,850 169,050 107.77%

今回の上昇は約16万円といった規模であるため、200万円超えといった価格帯のモデルとしてはそこまで大きい変動だとはいえません。

しかし、1665(赤シードでない)は、これまで「2018年水準と変わらず」といった状態が続いていたわけですから、それに変化が生じたという点は「1歩を踏み出したといえる動き」といえるかと思います。

この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。
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