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現在相場考察

優秀な動き、スピードマスター プロフェッショナル 310.30.42.50.01.002

2025年1月15日更新
オメガのプロフェッショナル310.30.42.50.01.002について斉藤由貴生が執筆。本記事では2023年1月の安値と2025年1月の安値を比較し現在相場を考察。この2年0ヶ月での変動は10万円の値上がりだった。

スピードマスター プロフェッショナル 310.30.42.50.01.002についての考察(2025年1月)

スピードマスターには様々な種類がありますが、「ムーンウォッチ」をとってしても多数のラインナップがあります。

というのも、ムーンウォッチには、通常モデルに加えて、裏スケバージョンと革ベルトモデルが存在するから。また、革ベルトモデルにも通常版と裏スケ版があるため、“同じ世代のムーンウォッチ”だけでも4種類が存在するといえるでしょう。

また、世代によっては革ベルト版がなかったり裏スケ版が2種類存在するといったこともあるため、全体像を把握するのは大変です。

さて、今回は現行モデルの「裏スケバージョン」を取り上げたいと思うのですが、この310.30.42.50.01.002というモデルは、現行の「ムーンウォッチ」において“最も高い”存在であります。

現行ムーンウォッチ(8th)の通常版である310.30.42.50.01.001の定価は約100万円(2023年6月)でありますが、こちらの裏スケ版となると定価は約114万円。

定価を基準としても裏スケモデルのほうが14万円ほど高いのです。

また、8thがデビューしたのは2021年ですが、その翌年における新品実勢価格も裏スケのほうが高値。2022年6月の新品実勢価格は、通常版が約64万円だったのに対し、裏スケはなんと約83万円。なんと裏スケのほうが20万円近くも高かったのです。(いずれも安い順の3社平均値)

さて、そんな8thの裏スケモデルである310.30.42.50.01.002の現在水準はどうなっているかというと、約89万円という状態です。

本記事で参考とした中古腕時計

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本記事の価格比較

腕時計 状態 期間 2023年1月
の安値
2025年1月
の安値
変動額 残価率
オメガ
スピードマスター
プロフェッショナル
310.30.42.50.01.002
中古 2年
0ヶ月
¥798,000 ¥898,000 100,000 112.53%

2023年1月において、310.30.42.50.01.002は約79万円という中古相場だったのですが、現在では約89万円。

310.30.42.50.01.002は、この2年間でちょうど10万円高といった動きとなっています。

また、310.30.42.50.01.002の約89万円という現在水準は、2022年の新品実勢価格よりも高値。

そういったことからしても、310.30.42.50.01.002は「優秀な動き」となっているかと思います。

この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。
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