『エクスプローラーに見えるのに、実はオイスターパーペチュアル』といえば、116000の日本限定モデルがありますが、そのフルーテッドベゼル版ともいえる存在があります。
それが、この116034黒文字盤なのですが、日本限定バージョンではないものにも「白インデックスの黒文字盤」が存在。
116000の場合、黒文字盤のインデックスが「ピンク」は非限定、「白」は日本限定なのですが、116034は「ピンク」でも「白」でも非限定となっているのです。
ただ、日本限定モデルではないといっても、実は116034の黒文字盤(白インデックス)は数が少ないため、実は日本限定よりも希少性が高いとすらいわれています。
この116034といった「WGフルーテッドベゼル」を装着するエントリーモデルは、2007年頃、5桁⇒6桁に世代交代した際、エアキングやオイスターパーペチュアルに設定されましたが、2015年頃からは廃止。
現行当時は、人気があるとはいえないモデルでしたが、生産終了から数年経ってからは評価されている様子があります。
「エントリーモデルなのに豪華仕様」という矛盾と、それが実際に設定されたという点。そんなモデルは今後出ないだろうということもあり、年々欲しい人が増しているのだと思います。
では、116000日本限定のフルーテッド版ともいえる116034は、現在どうなっているのかというと128万円といった様子であります。
本記事で参考とした中古腕時計
本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2023年6月 の安値 |
2025年1月 の安値 |
変動額 | 残価率 |
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ロレックス
オイスターパーペチュアル 116034 黒文字盤(白インデックス) |
中古 | 1年 6ヶ月 |
¥1,188,000 | ¥1,280,000 | 92,000 | 107.74% |
この116034黒文字盤(白インデックス)の128万円という水準は、エクスプローラーの現行モデルである124270よりも高値であります。
なお、116000日本限定は、214270が現行モデルだった時期から214270よりもだいぶ高値といった状態が見られたのですが、2019年以降は相場が停滞気味に。その結果、現在水準は214270よりも高値であるものの、現行である124270との比較では「それより安価」となっているのです。
116034の事例を見ても、やはり近年「エントリーモデルなのにフルーテッド」という存在は大きく評価されているといえます。
また、この116034黒文字盤(白インデックス)の場合、エクスプローラーのような見た目にフルーテッドベゼルという、これ以外存在しないともいえる見た目となっているため、そういった意外性も面白く、数が少ないという希少性も相まって、まさに今、多くの人にとって魅力的なモデルになっていると感じます。