今年になってから、各デイトナの「初値からの相場変化」を追っていますが、これまでRGとWGは「初値よりも高値」、SSは白文字盤が「初値に対して下落」、黒文字盤が横ばい。また、コンビについても「下落」といった様子がありました。
今回は、126508を取り上げたいと思うのですが、イエローゴールドはどういった動きとなっているでしょう。
例として取り上げるのは、白文字盤。126508は他のデイトナよりも若干早く、2023年11月時点で市場に流通していた様子があります。
その際、126508白文字盤は約777万円という水準で、比較的早く売り切れる様子となっていました。
では、そんな126508の現在水準はどうかというと、その答えは約808万円。
126508白文字盤は、2023年11月の初値よりも、現在水準のほうが約30万円高となっているのです。
本記事で参考とした中古腕時計
本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2023年11月 の安値 |
2025年2月 の安値 |
変動額 | 残価率 |
---|---|---|---|---|---|---|
ロレックス
デイトナ 126508 白文字盤 |
中古 | 1年 3ヶ月 |
¥7,777,000 | ¥8,080,000 | 303,000 | 103.90% |
なお、これまでお伝えした他のK18デイトナは次の通り。
それに対して、この126508は約30万円の上昇(2023年11月⇒2025年2月)であります。
上昇額という観点ではRGが最も強く、次がWG、YGという順。なんと、イエローゴールドがWGに負けてしまっている結果となっています。
近年の中古市場では、最も安価なK18がWGとなっていることが珍しくなく、そういったことからWGよりもYGのほうが人気だといえます。
しかし、この126世代デイトナについては、『初値⇒現在』の上昇がYGが最も弱かったため、意外な結果だといえます。
とはいえ、126508のデビュー時水準は770万円台でしたが、今では800万円台。
それに対してWGの126509の現在ボトム価格は約796万円と、800万円に届かずといった状態です。
価格帯という観点では、YGはかろうじてWGよりも高値となっているといえます。
ただ、2000年デビュー世代デイトナの場合、YGの116528のボトム価格が約608万円である一方、WGの116509のボトム価格は約459万円。YGはWGよりも150万円近く高いのです。
デイトナ以外でも、ヨットマスター2などがそうであるように、近年では同じ世代のK18でもYGのほうが圧倒的に高値となっていることが珍しくありません。
しかしながら、2023年デビューの126デイトナでは、現在YGとWGとの相場差は約4万円(126508黒文字盤が約800万円、126509が約796万円)といった様子。
各文字盤色によって相場は異なるものの、126508はイエローゴールドのデイトナとしては、他の世代と比べると、あまり高くないといった側面があるといえます。