このところ、メンズサイズの3針モデルが40万円台となっている様子が見られるカルティエのロードスター。
さて、ロードスターにはクロノグラフモデルも存在するのですが、こちらもしっかり上昇傾向となっている様子があります。
ロードスターのクロノグラフモデルの銀文字盤、W62019X6は以前まで40万円代後半といった水準が続いていたのですが、現在相場はなんと約69万円といった状態。
今回は2018年11月水準との比較としましたが、その頃に対して22万円の値上がりとなっているのです。
本記事で参考とした中古腕時計
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本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2018年11月 の安値 |
2025年3月 の安値 |
変動額 | 残価率 |
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カルティエ
ロードスター クロノグラフ W62019X6 |
中古 | 6年 4ヶ月 |
¥478,000 | ¥698,000 | 220,000 | 146.03% |
3針は長らく25万円程度といった状態でしたが、それに対してこちらのクロノグラフは40万円代後半といったところ。
それが今や、3針が40万円台、クロノグラフは70万円近い水準に達しているわけです。
このところ、カルティエにおける値上がり事例が目立っていますが、ロードスターという「現在ではあまり知られていないモデル」がこういった動きになるのは凄いことだと思います。
ロードスターは2002年にデビューし、2012年頃にはシリーズが廃止された模様。
当初は「男性向けのカルティエ」をアピールしていたのですが、後に女性向けモデルが投入され、徐々に「男性向け」ということが弱くなっていた経緯があります。
デビューした当初は、当時の時計ファンから大きな注目を集めていたため、初期の3針モデルは印象深いのですが、その一方で、このクロノグラフは後から追加されています。
ですからクロノグラフの知名度は、3針よりも低いかと思うのですが、それでもしっかりと上昇しているというのが、近ごろの旧世代カルティエの凄いところだといえるしょう。