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現在相場考察

クロノグラフは70万円近い水準、ロードスターW62019X6

2025年3月10日更新
カルティエのロードスターW62019X6について斉藤由貴生が執筆。本記事では2018年11月の安値と2025年3月の安値を比較し現在相場を考察。この6年4ヶ月での変動は22万円の値上がりだった。

ロードスター クロノグラフ W62019X6についての考察(2025年3月)

このところ、メンズサイズの3針モデルが40万円台となっている様子が見られるカルティエのロードスター。

さて、ロードスターにはクロノグラフモデルも存在するのですが、こちらもしっかり上昇傾向となっている様子があります。

ロードスターのクロノグラフモデルの銀文字盤、W62019X6は以前まで40万円代後半といった水準が続いていたのですが、現在相場はなんと約69万円といった状態。

今回は2018年11月水準との比較としましたが、その頃に対して22万円の値上がりとなっているのです。

本記事で参考とした中古腕時計

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カルティエ Cartier ロードスター クロノグラフ W62019X6 メンズ 腕時計 デイト シルバー オートマ 自動巻き ウォッチ Roadster 90264212

本記事の価格比較

腕時計 状態 期間 2018年11月
の安値
2025年3月
の安値
変動額 残価率
カルティエ
ロードスター
クロノグラフ
W62019X6
中古 6年
4ヶ月
¥478,000 ¥698,000 220,000 146.03%

3針は長らく25万円程度といった状態でしたが、それに対してこちらのクロノグラフは40万円代後半といったところ。

それが今や、3針が40万円台、クロノグラフは70万円近い水準に達しているわけです。

このところ、カルティエにおける値上がり事例が目立っていますが、ロードスターという「現在ではあまり知られていないモデル」がこういった動きになるのは凄いことだと思います。

ロードスターは2002年にデビューし、2012年頃にはシリーズが廃止された模様。

当初は「男性向けのカルティエ」をアピールしていたのですが、後に女性向けモデルが投入され、徐々に「男性向け」ということが弱くなっていた経緯があります。

デビューした当初は、当時の時計ファンから大きな注目を集めていたため、初期の3針モデルは印象深いのですが、その一方で、このクロノグラフは後から追加されています。

ですからクロノグラフの知名度は、3針よりも低いかと思うのですが、それでもしっかりと上昇しているというのが、近ごろの旧世代カルティエの凄いところだといえるしょう。

この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。
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