ステンレススポロレが6桁リファレンスに順次モデルチェンジをしていったのは2010年前後と比較的最近なイメージがあります。
そのためか5桁モデルに慣れている時計ファンにとって6桁リファレンスのロレックスは未だに「新しい」という印象があります。
そして、それはこのデイトジャストにおいても例外ではないでしょう。
2000年に6桁リファレンスになったデイデイトやデイトナとは違い、まさしく新世代の6桁モデルとして登場した“新型”デイトジャストは、ケースやブレスレットにおいて6桁の個性を確認することができます。
また、6桁リファレンスになって非常に高くなったという印象もあり、現在相場においても過去相場においても5桁と比べると明らかに高いのは間違いありません。
例えば、ロレックスが全体的に高いという印象の現在でも30万円台で購入可能な16234に対して116234は50万円以上。
全体的にロレックスが安かった2012年頃、5桁リファレンスは20万円台前半で購入可能でしたが、この6桁モデルは40万円以上出さないと買うことができませんでした。
ですから、今でも「高い新型」という印象の116234。
しかし、この時計、デビューしたのは2005年。
実はデビューしてからもう12年も経つモデルなのです。
本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2012年12月 の安値(ヤフオク) |
2017年1月 の安値(楽天) |
変動額 | 残価率 |
---|---|---|---|---|---|---|
ロレックス
デイトジャスト 116234 |
中古 | 4年 1ヶ月 |
¥418,000 | ¥507,900 | 89,900 | 121.51% |
デイトジャストが世代交代してからもう10年以上経つのに未だに「新型」という印象が強い116234。
特にこの記事の個体の“2トーン文字盤”は新型6桁らしいデザインだと思います。
デイトジャストの1つの特徴として文字盤ラインナップが多いというのがありますが、5桁時代にはこのようなデザインの文字盤はありませんでした。
よって、6桁を選ぶなら、6桁にしかない個性を備えるこの文字盤は魅力的に写ります。
先の通り6桁リファレンスのデイトジャストは「高い」という印象があります。
しかし現在約50万円という116234、安かった時期と比較して10万円以下の値上がり額なのでロレックスとしてはお買い得な部類です。
特に2012年において、40万円以上という相場は、青サブ(16613)より高く、現在70万円近くになってしまった青サブと比べるとかなり安いようにも感じられます。
6桁リファレンスのデイトジャストというと「高い」という印象でしたが、最近の事情を考慮すると実は「高い」という評価に値するモデルではないのです。