ディープシーには、黒文字盤とDブルー文字盤がありますが、黒文字盤についてはいずれも「その世代のスポロレで安価な部類」といった傾向があるといえます。
また、初代ディープシーである116660については、セラミックベゼル最安値といったポジション。
そういったことから、近頃のディープシー黒文字盤に対しては、あまり高くないといった印象があるかもしれません。
しかしながら、現行の136660については、去年の5月頃から上昇に次ぐ上昇という勢いがあり、6月時点の相場は230万円台に達していたのです。
さて、136660といえば、2022年にデビューした一方で、2024年のモデルチェンジ時に「シードゥエラー ディープシー」から、「ディープシー」単体に昇格。
その結果、同じ136660でも、2022年モデルと2024年モデルとでは文字盤の配置が異なり、特に黒文字盤は印象が大きく違うといえます。
そういったことから、136660黒文字盤は2024年5月6月といった時期に反応していたのかもしれません。
けれども136660は、2024年10月になると下落。その際、6月の上昇分が失われた状態となっていました。
そして、それから今にかけても136660の値下がりは継続。
現在水準は、約191万円となっているのです。
本記事で参考とした中古腕時計
本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2024年10月 の安値 |
2025年3月 の安値 |
変動額 | 残価率 |
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ロレックス
シードゥエラー 136660 黒文字盤 |
中古 | 0年 5ヶ月 |
¥2,079,000 | ¥1,917,600 | -161,400 | 92.24% |
136660の現在相場は200万円を割っている状態。これは2023年5月水準に近いといえます。
2023年5月において、136660は「5ヶ月で約50万円の下落」となっていたわけですが、2024年になると「200万円以上に回復した」という経緯があります。
136660は、去年の10月に値下がりした際「6月の値上がり分が失われた」なっていましたが、今回の下落によって「2024年の値上がり分が失われ、2023年並みに戻ってしまった」といえます。
なお、136660黒文字盤は2022年12月時点では約242万円という水準だったわけですが、それが2023年5月に約192万円にまで下落しています。
それが2024年6月には約236万円にまで上昇していたため、一時的に「2022年水準に回復する勢い」があったといえます。
しかしながら現在では、不思議と2023年と同様、200万円未満という状態に戻ってしまったといえます。