現行だった時の相場(新品実勢価格)では、スピードマスタープロフェッショナルよりも高値だったのに、現在の中古相場ではそれよりだいぶ安価となっているシーマスターのクロノグラフ。
この2599.80は、2001年4月における新品実勢価格が20万円超えとなっていましたが、ムーンウォッチ(3570.50)は17万円程度だったのです。
それが現在では、ムーンウォッチが50万円台といった価格帯に達している一方で、シーマスターの2599.80は2024年8月時点でも約28万円といった水準。
2024年時点でも、2001年と同様に20万円台という価格ステージに位置したのです。
そんなシーマスタープロフェッショナルですが、現在相場を見ると、なんとボトム価格(ABランク以上)が約32万円という状態。
2001年から約24年の時を経て、2599.80は30万円台という価格ステージに達したのです。
本記事で参考とした中古腕時計
本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2024年8月 の安値 |
2025年4月 の安値 |
変動額 | 残価率 |
---|---|---|---|---|---|---|
オメガ
シーマスター プロフェッショナル 2599.80 |
中古 | 0年 8ヶ月 |
¥281,600 | ¥327,800 | 46,200 | 116.41% |
なお、ABランク未満といった個体を含めても、2599.80はいずれの個体も30万円台に達している様子があります。
また、現在水準は2017年以降の2599.80相場としては、過去最高値といった状態。
他の時計の例からすると、2017年以降の相場で過去最高値となっているならば、それ以前(例えば2007年頃)と比べても“高値”となっている可能性が高いため、おそらく現在の2599.80相場は過去最も高い状態だといえます。
ムーンウォッチは2018年に30万円台に達しましたが、その頃からというものの、スピードマスターに対して相場が置いていかれる一方だったシーマスターのクロノグラフ。
そんな2599.80が今回、ムーンウォッチに遅れること約7年で30万円台になったわけですが、こういった値動きが今後も続くかどうかが気になるところだと思います。