このところ、5桁といった世代のデイデイトが上昇している雰囲気がありますが、特にイエローゴールドが動いているといえます。
今回は、2001年デビューの118238を取り上げたいと思うのですが、現在118238にはシャンパン文字盤といった通常モデルといえる個体がない様子。
売られているのは緑文字盤ですが、シャンパン文字盤などと比べて高値なので、118238系の値動きをお伝えするため、今回はあえて118238Aのシャンパン文字盤を取り上げたいと思います。
前回、118238Aを取り上げたのは2017年5月と8年近く前なのですが、その際は190万円で購入可能といった様子でした。
それに対して現在水準は約348万円。
2017年5月水準に対して、約158万円の値上がりとなっています。
本記事で参考とした中古腕時計
本記事の価格比較
| 腕時計 | 状態 | 期間 | 2017年5月 の安値 |
2025年4月 の安値 |
変動額 | 残価率 |
|---|---|---|---|---|---|---|
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ロレックス
デイデイト 118238A シャンパン文字盤 |
中古 | 7年 11ヶ月 |
¥1,900,000 | ¥3,483,000 | 1,583,000 | 183.32% |
2017年水準との差で「上昇」といっても、他の多くのロレックスもそういった動きであるため、“近頃デイデイトが動いている”という説明にはならないでしょう。
では、多くのロレックスが急上昇となった2022年2月3月といった時期の118238A水準はどうだったかというと、その答えは328万円。
118238Aの現在ボトム価格は約343万円ですから、なんと2022年2月よりも高値なのです。
スポーツ系など、ロレックスの多くは2022年2月3月といった時期に急上昇した後下落。その結果、現在水準は2021年前半頃までよりは高値であるものの、2022年2月頃と比べると安いという事例が多いといえます。
しかしながら、この118238Aについては2022年2月よりも現在水準のほうが高いわけですから、「近頃デイデイトが動いている」という説明ができます。
なお、118238Aの現在ボトム価格は約348万円ですが、2番目に安価な個体は約368万円、3番目は385万円といった状態です。
現在、118238Aのシャンパン文字盤は、約17個体ありますが、そのうち3個体が390万円未満といった状態。
その他は、390万円以上となっているため、現在ボトム価格の数値以上に118238Aには、勢いが感じられる状況だといえるでしょう。