パネライの40mmブレスレットモデルといえば、
の3兄弟という印象ですが、青文字盤のみ2つのモデルが存在します。
PAM00069は2000年と2001年に生産されたモデルなのですが、オールサテン仕上げという独特な存在でした。
しかし新品当時、そのサテンの見た目が評価されず、ポリッシュとサテンのコンビ仕様であるその他のモデルに人気が集中した傾向があります。
それを察知したのか、パネライは2002年より青文字盤についても他のモデル同様、ポリッシュ仕様としました。
そしてその際、リファレンスがPAM00120となり、2006年まで製造。
生産年数は4年程度と、PAM00069より長いこのPAM00120。
せっかくポリッシュ仕様となって人気モデルになるのかと思いきや、そこまで人気モデルとなることはありませんでした。
生産年数がPAM00069より長い割には流通量は少ない傾向。
そして、2000年代後半より、不人気だったオールサテンのPAM00069が希少とされ高値傾向となったのですが、それと連動してかこのPAM00120も高値傾向。
今でも青文字盤の40mmブレスレットモデルは共に希少という印象があるのか、他の文字盤と比べて高めな傾向です。
本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2012年11月 の安値(ヤフオク) |
2017年2月 の安値(楽天) |
変動額 | 残価率 |
---|---|---|---|---|---|---|
オフィチーネパネライ
ルミノールマリーナ PAM00120 |
中古 | 4年 3ヶ月 |
¥480,900 | ¥481,800 | 900 | 100.19% |
高めといってもこのPAM00120、2012年と比べて相場がほぼ変わっていないという時計。
同じパネライでも、ルミノールベースなど同時期と比べて10万円以上値上がりしているモデルがあるのに、このPAM00120は全く相場が変わっていないのです。
オールサテンという見た目のレア感と生産年数の短さから、一時はPAM00069のほうが高い傾向でしたが、最近はPAM00120のほうが若干高いという印象。
その理由は、PAM00120の流通が少ないからでしょう。
今見ても、青文字盤の後期型という印象のあるPAM00120。
後期型=高い、というイメージからPAM00120が高めということに納得してしまうのですが、より特徴が強いPAM00069のほうが本来高値になる要素が強いと思います。
とはいえ、2012年と比較してまったく相場が変わっていないこのPAM00120はお買い得という印象。
特に2015年はブレスレット40mmの相場が高く50万円程度という水準でした。
そこから安値傾向なブレスレットの40mmですが、独特の個性と魅力的なデザインのブレスレットを装備したこのモデル。
もう一度値上がりした場合、どの文字盤が高くなるのか興味深いところです。